認知的不協和 | 1億稼ぐ美しい思考と美しいビジネスモデル達。 俯瞰思考と美しいビジネスの企て-集客売上アップの思考と作法

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集客テクニックや手法は何も生まない。「美しい橋」が架かっているか?美しい思考で美しい仕組みが出来ているか?日本一小さな県で、ネットを中心にプロディース業、会員制モデルなどを行っている田舎モノが儲かる、廃れないビジネスモデルや事例を語ります。

人間は自分にとって”違和感”ある事があると、都合のいいように解釈します。
人は、思いや行動に不一致、矛盾があると、心の中に不協和が生まれます。
これは気持ちが悪いので、何とか不協和を下げようとします・・・・・・

これを認知的不協和というわけですが、日常生活やビジネスでもコレが大きく影響しています。



有名な例えとして喫煙者の事例。

喫煙者は、喫煙が身体に悪いことなんて100も承知。
タバコを吸わない方が吸うより健康ってコトは小学生でも分かる理屈です。

健康に悪いことを知って禁煙できれば不協和(不快感)は起きないが、タバコをやめられないために不協和が起こるのですね。
人間は矛盾する認知を持ち続けることは難しいので、この不協和をなんとか低減しようと試みる。

結果、、、、都合の良い方向性に捻じ曲げます。

「タバコを吸うことでストレス解消になっている」
「タバコを吸わない人でも肺がんになった人はいる」

こんな認知を持つのですね。
“禁煙”という行動を新しく起こすことより、自分の認知を変更することの方が、必要なエネルギー量が小さくてすむからだ。


これが「変化」「成長」できない要因でもあると思います。





甘えの正体:比較的変えやすいどちらかの認知を変えて、協和させるよう働く


タバコを吸う自分と肺ガンを恐れる自分が存在する。
「タバコは吸いたい。でも健康には良いことは一つもない」と認知しているワケだ。
だからここに協和・不快感が発生する。

これを解消するために最も適切な方法はタバコを止めること。
でも・・・・禁煙はつらい。
というコトで禁煙という方法でなく、別の方向に「自分の態度や行動を変更していく」
もっと変えやすい、都合の良い方向に。


タバコで死ぬ人より、交通事故で死亡する人の方がずっと多いじゃん。
タバコが病気を引き起こすのではなくタバコを吸わずにはいられなくする現代社会のストレスこそが問題じゃん。
・・・・などと考えたりしてタバコを吸う自分を認めようとする。



タバコを吸うコトを止めればいいが、これはかなり難しい。
そうすると、人は、変えやすいほうを変えます。
「タバコには害がない!!」と思えばよいのです。


THE 認知的不協和。




ちなみに商売でも「認知的不協和」とよばれる現象が起こります。
これは消費者が購買すると、「他のにすれば良かったかな?」とか「この商品で本当に良かったか?」といった気持ちを持つ事です。
しかし消費者は自分の決断は正しかったと思いたい・・・と言う欲求を持っています。


じゃあ提供側(販売者)は何をすべきか?



簡単です。

「あなたの選択は正しかった」というコトを購入後に伝えればいいのです。

自分の購入判断が正しかったことを支持する情報が得られれば、それを他の人にも伝えます。

口コミのはじまりですね。




そこを解消してあげられない・出来ていないとサービス、商品は口コミでは広がらない・・・・・




ちなみにネットで購入したユーザーは、かなりの割合でその後に公式サイトをもう1度見たり、
比較口コミ系のサイトで「購入した商品」の口コミや情報を探します。
「自分の判断は正しかったんだ!!!」を見つけるために。