神妻、神母。「稗田阿礼」❤️✨ | みらくる☆彡

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「 茜ちゃんは眩しすぎるから、たまに見にくるのがちょうどいいかな。」

「 俺が二十年かかったコトを、お前は三年で出来るんやで。」


そんな国常立さまの声が、

自然とルフランしていた今朝。



稗田阿礼の声が聴こえてきて



「 昨日、御嶽神社のあの場所で
話したコト、忘れないように。」



そう伝わってきたのでした。


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賀茂神社には、有名な御阿礼神事がある。神の依りつく人をアレヲトメ・アレヲトコというが、
賀茂祭の宣命の例文をみると、「阿礼乎止女阿礼乎止己」と書かれている。

この書き方は乎止女(をとめ)・乎止己(をとこ)はつけたりで、「阿礼」が重要であることを示している。

同じようにミアレ木・ミアレ山も、神が降臨する木や山に主体をおく従来の解釈ではなく、主体は、「阿礼」にあると見るべきであろう。

「阿礼」は、神の降臨する呪物デアリ、アレオヲトメ・アレヲトコとは、神の降臨する人(巫)のことである。

「阿礼」は神の依代(よりしろ)としての神聖な観念であるが、降臨の意味の含まれた神聖な観念なのである。

だから、『古事記』本文でも「阿礼」の表記は、例えば神功皇后が応神天皇を懐妊したときは
「産(あ)れまさむ」と書き、誕生は「その御子阿礼ましつ」と書き、生んだところを「その御子
生(あ)れましし地」と書く。

誕生前は「産」、後は「生」、そして誕生そのものに「阿礼」という字をあて、特に、「阿礼の二字は音をもちいよ」と注をしていることからして、『古事記』編者がいかに「阿礼」を神聖な用語として重要視していたかがわかる。

亦、多氏の祖、神八井耳命らの誕生のところで、「阿礼ましし御子の名」と書いていることからしても、阿礼への関心がわかるであろう。

この実例からしても、実在の人物ではなく、編者の関心から「阿礼」が名となったことが推測できる。だから多氏始祖の誕生のところに「阿礼」という書き方が出るのである。

また「意言夜麻登久邇阿礼比売(おおやまとくにあれひめ)命」の名があるが、「オオヤマトクニ」は美称であるから、「アレヒメ」ということになる。

この「アレヒメ」は、またの名「ハへイロネ」とあるが、「イロネ」は兄・姉の意である。

「ハヘ」は沖縄の「おもしろそうし」などに出てくる久米島の大巫女、「君南風(きみはへ)」の「ハヘ」である。

『琉球文学発想論』の中で、嘉味田宗栄は、「南風(はえ)」は、琉球では季節の風として、豊作をもたらす風であることから、「ハヘ」を「生(は)やし、栄(は)やす霊力」の意味と解釈する。

そして、この生成を意味する「ハヘ」は、「アレ」と同義と見る。

とすれば、とすれば、「アレヒメ」の亦名が「ハへイロネ」であることは当然である。「アレ」「ハヘ」は巫女を意味する用語であるが、単なる巫女ではなく、神妻・神母のイメージがある。

アレヒメは孝霊天皇の妃となって、ヤマトモモソ姫を生む。現人神の妻となり母となっている。

神妻・神母の代表はタマヨリヒメ「であるが、『山城国風土記』逸文にある加茂神話の神妻の名も、タマヨリヒメである。

賀茂祭の御阿礼神事で、このタマヨリヒメの役を勤める女性を、アレヲトメという。

西田長男も、賀茂祭のアレヲトメに対して「阿礼は神妻・神母に関する語」とかいている。

御阿礼神事とは、神子誕生の神事であるが、神子をみごもる女性をアレヲトメといい、御阿礼神事の主役である。

このように、アレヒメ・アレヲトメの呼称は、巫女(神女、神妻、神母)を意味する言葉と考えられるが、それは猿女たちの職掌であることからして、稗田の姓に阿礼という名がつくのが、もっとも自然なことといえるのである。

また、「阿礼」に「神妻」「神母」のイメージがあることからして、皇妃出自氏族が、『古事記』伝承氏族であることも、暗示しているのである(『古事記成立考』で詳述)。

いずれにしても、「阿礼」の名は、原『古事記』の関係者および関係氏族を示す意味で、序文筆者が考えた名であろう。

だから、同じように『古事記』の「古事(ふるごと)」(旧辞)の誦習者を示す姓の稗田と、矛盾なく合うのである。



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薙、凪、梛。

波、涙、涛。

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よろずのことに

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朗らかなるは

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出口の明り

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