以下の悩み相談に対する回答なのですが、
これについて意見を述べたいと思います。
初めまして。明治学院大学経済学科の3年次に在籍しているジョンです。今回、今後の進路について悩んでおり、何か喝をいただけたらと思いまして質問致しました。
来年の就活を控え、中小企業診断士の資格取得を目指し勉強するか、1年休学して語学留学（考えてるのはカリフォルニア大学付属の語学学校）をするかの決断で迷っています。中小企業診断士は経営やマネージメントを学んで将来的にMBA（夢物語ですが……）につながるのではないか、また資格取得することで幅広い業務ができ、ハクが付くのではないかと思い、考えました。
しかし、1年語学留学して著しいグローバル化についていけるような語学力を身に付けるのも選択肢としてあり、どちらがキャリアアップや自分の為になるのか考えていたら、留学はただの逃げなのか？ 1年棒に振って意味があるのか？ 資格取得でどうにかなるのか？ 就職してからでも留学できなくはない？ など、わからなくなってしまいました。大変ありがたいことに、親はどちらについても賛同してくれてるので、この救いようのない甘ったれた考えに一喝いただけると幸いです。乱文で申し訳ありませんがよろしくお願いします。
大学生 ジョン（仮名）
皆さんだったらどんなアドバイスをしますか？
実際に文章だけでは汲み取りきれない部分もあるのですが、
残念ながら私はこの執筆者の考え方に共感できませんでした。
｢就職のための語学留学｣は止めた方がいい
http://toyokeizai.net/articles/-/204746
（東洋経済ONLINE 2018年01月24日）
至極、正論ではあるのですが、本質的な悩みの解決になっていないように感じたためです。
文面を拝見する限り、向上心やチャレンジ精神はあるが、
どこに向けて頑張ればいいかがわからないというのが悩みの本質ではないかと私は思いました。
なので答えはシンプルです。
「語学留学が"逃げ"と思うのであれば"逃げ続けて”みてはいかがでしょうか？」
ひどいこと言う人間だと思いますか。
ただ、私自身、逃げることが悪いと決して思いません。
なぜなら"追い続ける"よりも"逃げ続ける"方が格段に難しいからです。
泥棒も必ず捕まります。
夢もいつまでも"追い続ける"ことができます。
しかしながら、自分の人生を振り返ったときに、
"逃げ続けた”経験がある方、もしくは今もなお"逃げ続けている"方って、
案外少ないんじゃないでしょうか。
だから、一度は、こういったことを言うと思います。
（もちろん言い放って終わることはないですけどね！）
と書いたものの、、、
実は、
これはその後に相談者様から「いや、だって○○なので、、、」
という本音を引き出すために“あえて突き放す”というカウンセリング手法です。
まだ、世間体とか社会の目を気にして進路を悩んでいるように見受けられたので、
私だったら多分こうするという意見で御座いました。
一歩間違うと「共感能力０（ゼロ）の冷徹人間」だと思われてしまうので、
くれぐれも使いどころは間違えないようにしないとですね。（笑）
今の時代、「留学」の敷居なんて高くないですし、
言い訳しなければ誰でも叶えられるものです。
『留学のハードルを下げる』のも留学カウンセラーである
我々の役割なのかなーなんて思ったりもしました。
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