今回は『ビザ』についてお話します。
皆さんは何ビザで現地入りするかすでに決まっていますか?
ビザの種類は国によって大きく異なります。
一般的に英語留学やワーキングホリデーで利用されるビザの種類は、
①観光ビザ
②学生ビザ
③ワーキングホリデービザ
の3種類です。
移民局のビザ発給数を見ると日本人留学生の約70%は、
ワーキングホリデービザを取得されていると言われています。
ワーホリだけで実に毎年約1万人以上が留学しています。
各ビザの違いでメリットもあればデメリットもあります。
何のビザで現地入りするべきか迷っている方にとっていいきっかけになればと思います。
ほとんどの方は、ワーキングホリデービザか学生ビザかで迷われます。
「どちらが自分には適しているでしょうか?」
という質問はご相談者の方々からもよく頂きます。
①観光ビザ:
観光ビザはビザなしと表現されることもありますが、観光の範囲内で渡航ができるビザです。
例えば、オーストラリアやニュージーでは90日間(約3ヶ月)、フィリピンでは29日間(約1ヶ月)、カナダでは180日間(約6ヶ月)滞在することができます。同時に該当期間分、勉強することも許可されています。
短期留学の方は観光ビザを取得して留学しています。
デメリットは、観光ビザでは仕事はできないことです。
②ワーキングホリデービザ:
ワーキングホリデービザは日本人にとって最もスタンダードなビザです。
オーストラリアでは、2006年11月よりセカンドワーキングホリデービザもスタートし、最大2年間の滞在が可能になりました。
一見、自由に見えるワーキングホリデービザですが、もちろん制限もあります。
オーストラリアとニュージーランドとカナダのルールを紹介すると以下の通りです。
▼オーストラリア
学校には4ヶ月間までしか通えません。
仕事も同一雇用主の元で最長6ヶ月間までしか働けません。
職場を変えれば、また別の場所で6ヶ月間働けます。
▼ニュージーランド
学校には6ヶ月間まで通えます。
仕事の期間の制限はなし。
セカンドワーホリ制度はありません。
▼カナダ
学校には6ヶ月間まで通えます。
仕事の期間の制限はなし。
セカンドワーホリ制度はありません。
③学生ビザ:
学生ビザは勉強目的のためのビザです。
ワーキングホリデービザは期間による通学期間の制限がありますが学生ビザにはありません。
ワーキングホリデービザで制限された期間以上のコースを受講したい場合は必然的に学生ビザです。
仕事に関しては、オーストラリアでは週20時間まで働くことができます。
また、ニュージーランドのNZQAカテゴリー1の学校であれば同様に週20時間まで働くことが出来ます。
カナダでは働けません。基本的に、勉強に専念する形になるケースが多くなります。
雇用期間はワーキングホリデービザのように同じ職場で6ヶ月未満までしか働けないなどの制限はありません。
学生ビザの期間が2年あれば、同じ場所で2年間働くことも可能です。
雇用主は長期で働いて欲しいので、学生ビザの方が好まれる場合もあります。
どのビザが適しているでしょうか?
きちんと自分の目的に適したビザを選ぶようにしましょう。
現地で後悔することが無いように専門家や経験者に相談してもいいですね。
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