FUJIYAMAめだかです
身内の不幸があり
発送業務やお問い合わせなど
全く対応出来ておりませんが…
今回の件について
個別でのお問い合わせにご返事する事も
色々と思い出してしまい辛いので
ブログでご報告させていただきます。
自分には二つ上の兄貴がいました。
小さい頃から自分は
兄貴の後ろに、ずっとついて回り
毎日兄貴と遊んでいて
大人になっても
周りからもビックリされるほど
仲の良い兄弟でした。
釣りも兄貴から教えてもらい
小中学校の時は
学校から帰ってきては一緒に釣りに行き
社会人になってからも
仕事から帰ってきたら
いつも兄貴と一緒に釣りをしに行き…
一緒に酒を飲み
一緒にバンドをやったり
車のチームもやっていたり
色んな事を常に一緒にやっていて
自分の仲間も兄貴と友達でした。
魚を好きになったのも
全て兄貴の影響です。
短気で喧嘩っ早く
ギャンブルや酒が好きで
誰の言うことも聞かない兄貴でしたが
自分の話だけはちゃんと聞いてくれました。
「困った兄貴だ」と言いつつも
義理人情に厚く、面倒見が良く
人望のある兄貴の周りには
常に沢山の人が集まってきており
自分の自慢の兄貴でした。
兄貴は自営業をしていましたが
その関係で数年前から
大変な思いをしていました。
自分はそんな兄貴を放置出来ず
家の金や小遣いはもちろん
銀行からも借金を重ねて
全て兄貴の為に費やしてきました。
子供からは、もういい加減にしなと
散々言われてきましたが
それでも自分は兄貴を助けたくて
頑張ってきました。
仲間だけには話してありましたが
メダカ屋を始めたのも全て兄貴の為でした。
本当は、病気以降、唯一残った趣味を
商売にする事はしたくありませんでしたが
自分に出来る事はそれくらしかなく
メダカの利益も自分の為には
一円も使っておらず
本当に月々の小遣いも大半は
兄貴の助けになれればと渡して
ずっと支えてきました。
自分は病気になり
生きる意味について
色々と考えてきました。
その中で自分が見つけだした答えは
物凄く沢山ありますが…
その中の一つに
「自分に生きて欲しいと強く願ってくれる
大切な人の為に生きる」
ということや
「大切な人の為に生きる」
…という事があると考えています。
家族はもちろん大切ですが
自分にとっては兄貴も物凄く大切な人です。
自分が病気になってしまってからは
自分の人生を楽しめなくなってしまい
何をやっても楽しくなく
誰かの為に生きたいと願うようになり
大切な兄貴の為にも生きたいと
考えて過ごしてきました。
兄貴も必死に仕事を頑張っていて
土日も夜もずっと忙しく働いていて
自分にはとても真似できないほど
頑張っていましたが…
29日の夜に亡くなってしまいました。
我が家はもちろん両親も妹も、兄貴の為に
金を全て使い果たしてしまっていて
両親は保険まで解約してしまっていて
本当に無一文でした。
こうなったのは本当にここ数年の話です。
なので
葬式をしてあげる事も出来ず
お坊さんを呼ぶ事も出来ず
祭壇を建てる事も出来ず
香典返しを用意する事も出来なかったので
人を呼ぶ事も出来ず
家族だけで自宅から直接
見送りをする事にしました。
誰にも話はしていませんでしたが
兄貴が亡くなった話は
不思議と広がっていて
昨晩は兄貴を偲んで
驚くほど沢山の人が兄貴に会いに来てくれ
兄貴のために沢山の方々が
涙を流してくれました。
一言も言っていないのに
自分の仲間も兄貴には世話になったと
沢山訪れてくれ
改めて兄貴の人望には驚かされました。
小さな頃から、いつも笑いの中心にいて
常に笑っている顔が印象的でしたが
死に顔も笑っていて
最後までふざけているようでした。
本日、家族だけで火葬を終えましたが
火葬場でも祓いの膳すら用意が出来ず
各自が自分でお茶を買うだけで
そのまま遺骨を拾い
実家に連れて帰りました。
残ったのは大量の借金で
自分が保証人になっていた分が加算され
更に借金は膨れ上がってしまいましたが
それでも後悔はしていません。
それ以上に沢山の思い出をもらいました。
むしろ兄貴を最後まで守りきれなかった事を
酷く後悔しています。
兄貴と最後に話をしたのは自分でした。
兄貴を叱れる人は自分しかいなかったので
厳しい事も言ってしまったのですが
もっと優しい言葉をかけて
あげれば良かったと後悔もしています。
先ほど話した生きる意味は
他にもいくつかあり
決してコレが全てではありませんが
その中の一つには
「生物として命を繋ぐ」
という事も一つとしてあると思います。
地球が誕生したのは46億年前
地球に生命が誕生したのが38億年前
単細胞生物から始まり
今の自分達へと繋がっています。
38億年間、数々の天災、飢饉
天敵、弱肉強食、戦火、疫病などなど
生きる事も難しい事が
多々あったと思いますが
それらを乗り越えて
一度も途絶える事が無かったからこそ
今の自分がいます。
人類としての歴史は
たかだか20万年前くらいだったと思いますが
人類となるもっと前の38億年前から
命のリレーは続いており
その中の一つの命も欠けなかった奇跡が
今の自分を作っています。
様々な理由で
子供を授かる事が出来ない事もありますが
人間社会は支え合いで出来ているので
その人が仕事をし、社会貢献する事でも
知らず知らずのうちに
人の子供を育てあげる手助けをしており
命のリレーを助けている事になります。
例え働けなくても、生きている事が
命のリレーの手助けをしている事に
繋がっています。
生きる為には何かを買います。
それは誰かの生活費となり
その家庭を助け、子供を育む事になるので
命のリレーを支えている事になります。
無駄な人間なんて一人もいないと
感じてます。
ただ、優しくなく、平気で人を傷つけたり
思いやりの無い人は嫌いです(笑)
兄貴には幸い三人の子供がおり
それぞれが立派に成長しました。
一番下の子はまだ中学生ですが
随分としっかりと育ちました。
生きる意味はまだまだ沢山あり
その中の一つには
子供を育てあげる事も含まれます。
兄貴はその点においては
子供を成人させるまで育てあげるという
使命は果たせませんでしたが
子供を残し、沢山の人々を笑顔にし
一生懸命仕事をして社会貢献もして
命のリレーの手助けもしてきたので
生物としての使命はだいぶ果たしたのかな…
と考えたりします。
兄貴の人生は決して無駄では無かった
と、思っています。
兄貴、今までありがとう。
お疲れ様。
思うがままに書いていたら
とりとめの無い文章になってしまいました
そんな理由で、温かいお言葉や
励ましのお言葉をいただいても
どうしても思い出してしまい
辛くなってしまうので
この件に関するメッセージなどは
メールやラインでも
ご遠慮させて下さい。。。
ブログ復活までは
もう少しお時間を下さい。
必ず帰ってきて
今後も皆様のお役に立てるように
頑張るつもりですので…
それまで優しさの1ポチを
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