FUJIYAMAめだかです
先日、卵の管理方法をご紹介しましたが
コメントやお問い合わせから
卵の状態や孵化後のご質問があったので
卵の管理方法の補足と
針子の飼育方法をご紹介致します
(あくまでも我が家での方法です)
初心者向けの記事なので
ベテランの方は退屈かもしれませんが
お付き合い下さい
まず…
下の写真の通り卵の容器には
必ず蓋をしています
酸欠になったり(なるのかな？)
温度で容器内の圧力が変わらないように
蓋は密閉せずに乗せてあるだけです
蓋をする主な理由は
ゴミや埃の混入防止もありますが
ボウフラやユスリカの幼虫(赤虫)や
カゲロウの幼虫が
湧かないようにする為です
ボウフラは針子を食べますし
追記：ピーシーズさんに、卵を食べるのはユスリカではなくトビゲラだと教えていただきました。トビゲラの幼虫もアカムシ同様に小さな水槽の底にゴミで隠れ家を作ります。
なので蓋はしてあげた方が
良いと思います
で、その状態で卵を管理すると
温度にもよりますが、この時期だと
7～10日ほどで孵化してきます
以前もどこかで書きましたが
一般的には温度×日数＝250℃
と言われています
ただ、それはあくまでも目安で
それよりも早く孵化する場合もありますし
もっと時間がかかる場合も
あるように感じます
毎日卵の状態をチェックし
孵化状況を確認すると共に
無精卵は取り除くのが
好ましいと思います
取り除くのはスポイトで行いますが
正常な卵も卵同士が重なり合っていたり
ひっついていたらスポイトで水流を作り
撹拌してバラけるようにしています
孵化はやや酸欠気味で
促進されるようですが
そこは特に気にしていません(笑)
白くなってしまった卵や
青く染まってしまっている卵や
一週間しても目が出ていない卵は
ダメになっているか
無精卵だと思われるので
他の卵がダメにならないように
やはり取り除くのが好ましいです
針子は最初、お腹の栄養で育ち
生後3日目から餌を食べ始めると
言われていますが
我が家では孵化したら
スグに餌を与えはじめます
与える餌はコレです
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このままだと粒が少し大きいので
手ですり潰して与えてます
与える量はほんのちょびっとです
指先に着いた餌をピンッピンッとはらい
水面にパッと広がるくらいの量で
1日2～3回与えてます
あとはゾウリムシを2～3mlくらい
与えています
タッパーでは約2週間飼育しますが
この間はエアレーションをしていません
エアレーションをしていないので
餌の膜が張ってしまいます
なので、餌やり前にティッシュで
表面のゴミを取り除きます
ちなみに針子に限らず、餌を与えた時に
餌が水面に広がらないような時は
水があまり良くない時が多いです
基本的に卵を投入してから
大きな水槽に移すまで
水換えをしませんが
餌を与えると水は汚れるので
あまりにも汚れが酷い場合や
水が臭い場合は、針子を吸わないように
スポイトで半分くらい水を抜き
カルキ抜きと温度合わせした水を
そっと足してあげると良いと思います
何事も様子を見て臨機応変に…ですね
で、タッパーに卵を投入してから
約二週間(14日)すると
殆どの卵は孵化しています
そしたら大きな容器に針子を移しますが
まだ小さいので針子は掬いません
針子を飼育している水槽は
40Lか60Lのトロ舟ですが
まずは針子が入ったタッパーを
その水槽に浮かべます
これで温度を合わせます
↑の状態で、だいたい1時間くらいすれば
温度は同じになっていますが
温度差によっても違うので
指で温度差がないか確認して下さい
そしたらタッパーを傾けて
水槽の水をタッパーに少しずつ入れ
水合わせをします
水は一度に多く入れずに
何回かにわけて行います
さすがに水槽の前で
ずっと待ってる余裕はないので(笑)
いつも、水換えなどの
作業の合間にやっています
時間に余裕があれば
事前にタッパーの水を減らして
水合わせを行うようにしています
水合わせには点滴方式とか
丁寧なやり方もありますが
自分はいつもこの程度です(笑)
温度合わせや、水合わせを行う理由は
元々の水と移す先の水槽の
水温や水質の違いで
★になるのを防ぐ為です
(温度ショックやpHショックなど)
水合わせを終えたら
タッパーの水ごと水槽にそっと移します
針子は小さいので
小さな容器で飼育しがちですが
これも成魚同様に大きな水槽の方が
★になりにくいです
この針子の水槽にも
エアレーションはしています
針子水槽の場合、(あくまでも自分は)
エアレーションの目的は、油膜が
はらないようにする為ですが
それでもなるべく常に餌がある状態に
しておきたいので、とてつもなく弱い
エアレーションにしています
エアーの強さは↑こんな程度ですが
これでも効果はあり、余った餌は
エアーストーンの周りに集まります
残った餌は水汚れの原因になるので
スポイトで取り除いています
針子の水槽は餌の量も少ないので
水も汚れにくいのですが
それでも様子見で水換えは行います
(1～2週間に一度くらい)
水換えは、針子を吸わないように
スポイトや掃除ポンプで底のゴミを取り
タッパーで水を掬い、1/3～半分くらい
交換しますが、新たに足す水の温度は
必ず合わせるようにしています
あとはこまめに大きくなった子を
別の水槽に移すくらいです
以上
針子の飼育方法
でした
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