FUJIYAMAめだかです
冬の間は越冬中のメダカを
そっとしておいてあげたいので
殆どメダカの写真が撮れずに
理屈っぽい記事が
多くなってしまうのですが
この時期は写真も撮り溜め出来るので
ネタに困りません(笑)
今日は少し理屈っぽいのも出てきますが
お付き合い下さい
…と言うことで今夜のメダカは
アルビノ楊貴妃です
透明感のあるオレンジ色は
他に見られない美しさがあります
アルビノは黒い色素を作る事が出来ないので
目が血液の色で赤く見えます
メラニンを作れないと言うことは
当然黒い色素が無いので
黒いアルビノは存在しませんが
黒以外の黄色、白、虹色素胞は
持っている個体も普通に存在します
アルビノメダカというと
通常白子と呼ぶ事が多いので
白いイメージがあるかもしれませんが
結構色々な色がいるんです
黒がない透明感のあるオレンジは
神秘的な感じがします
以前もどこかで書きましたが
アルビノにも透明鱗と普通鱗が
存在します
↓の子達は黄色も虹色素も持っています
アルビノの中でも完全な透明鱗は
目や腹にも虹色素がなく
内臓が透き通った感じに見え
シースルーメダカと呼ばれています
余談ですが、以前、実験的に
透明鱗白のメダカとアルビノ普通鱗白の
掛け合わせを行いました
当然アルビノに黒い色素は無かったので
子供は白だと思っていたのですが…
意外にも子供(F1)には
灰色が産まれてきました
アルビノは遺伝しますが
潜性遺伝子なので普通種(ホモ)と
かけあわせた場合には
F1では姿を隠します
上の意味がわからない方は
↓を読んでみて下さい
それなのに黒が出てきた…
と言うことは…？
アルビノは
メラニンを生合成する遺伝子の欠損ですが
そうすると(素人の個人的な見解ですが)
黒色素の遺伝子を持っていないのではなく
黒い色素の遺伝子は持っていても
それを生成出来ずに
発現していないケースがあるのかも？？
…と、認識を改めました
自分は工学系の人間で
生物学などはド素人なので
その道では、そんな事は
常識なのかもしれませんが
自分には驚きでした(笑)
アルビノには
リアルレッドアイと
ルビーアイ(ぶどう目)がいます
一見同じアルビノのように感じますが
対立遺伝子が違うようで
リアルレッドアイとルビーアイの交配では
F1で普通目になるそうです
(ピーシーズ様より)
ちなみに今回ご紹介したアルビノ楊貴妃は
黒い色素がないので、どうしても赤さでは
普通鱗のメダカには及びません
個人的にアルビノ楊貴妃は、透き通るような
オレンジが魅力だと思うので
赤ければ良いと言うものでも
ないと思いますが
とりあえず比較してみました(笑)
上の写真の上がアルビノ楊貴妃で
下は先日ご紹介した楊貴妃ヒカリです
白い容器でも
個人的にこのアルビノ楊貴妃は
白い容器の時の透明感が好きです
以上
アルビノ楊貴妃
でした
ちょこっと
宣伝で申し訳ございませんが…
非透明鱗三色(雲州三色)を
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