【目の中に照星が存在】 | ふじやまのぼるのブログ

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きっかけは突然〜
クレー射撃をはじめたのです

最近クレー射撃を始めた人を良く射撃場でお見かけします。


そんな中、新型コロナの影響で公式戦が中止延期となっています。

こういう時期は自己の見直しに良い機会だとポジティブに考えて射撃理論を構築したいものです。

今回のテーマ。
目の中に照星が存在!

おそらく大半のシューターは???
なんだと〜!?
と思うのではないでしょうか?


日本国内の射撃場では初心者に照星が皿の下に来た瞬間にトリガーを引けと教えられると思います。
理論的には合っていますがこの感覚を身につけてしまうと「射的のような射撃」となります。

クレー射撃は0.6〜1.0秒で全ての動作を要求されますので、反射動作時間を差し引くと0.4〜0.8秒でクレーの認識、照星の動き、クレーと照星の位置関係の認識、トリガーを引くと言う複雑な情報処理を行うことになります。

話は少し戻りますが、射撃講習などでなぜ間違った射撃法を教えるのか、?

それは射撃講師で世界に通用する正しい射撃理論を持ち合わせた人材が日本国内にいないことが最大の原因です。
ここで勘違いしていけないのは講師が教えているのは理論であって射撃法ではないと言うことなのです。

では正しいトラップ射撃の狙い方とは何なのでしょうか?まず照星の意味を正しく理解することです。

多くのシューターが照星を飛翔クレーに向けていくことに練習の大半を注いでいます、ところが実は照星はコール開始前にその存在の役目を終えているのです。

クレー放出マーク付近に据銃した照星に対して実際の照星は目の中にイメージするのです。
動体射撃に不要な照門は自身の目という考えは「射的のような射撃」までが限界です。
「射的のような射撃」は目で見て照星をクレーに合わせる行動、つまり目が照門というわけです。

ではトップシューターはどのような感覚で射撃を行っているのでしょうか?
実は照門は頬付けと肩付けの感覚となります。
つまり目の中に仮想の照星が有り、頬付け肩付けで照門を作り出しています。
この事は仮想の照星と仮想の照門の延長線上に実際の照星がある事を意味します。

クレー放出後は銃の照星を見ることはなく、クレー撃破直後に見えてくるのが正解なのです。

わかりますか?

大切なのは仮想照星と仮想の照門なのです。
このために正しい据銃が必須となります。

さあ、部屋の中で出来る練習はたくさん有りますよ〜。