1969年、TV番組のオーディションに挑戦して合格した彼等は、続いて、東芝主催の“カレッジ・ポップス・コンサート”オーディションで第3位を獲得します。

この模様を収録したオムニバス盤に楽曲が収録された彼等は東芝音工にスカウトされ、1970年の今日、「宝くじは買わない」でシングル・デビューを果たしますが、彼等の許可なくヴォーカル以外すべてスタジオミュージシャンによる演奏に差し替えられていたのでした。

そんなわけで、今日の一枚はこちら↓
M1:黄色いお月様 ※
M2:ぼくの情婦
M3:愛してくれるなら
M4:マイホーム
M5:弱い僕だから
M6:ぼくとあの娘
M7:あそび
M8:悲しいことばっかり ※
M9:ぼくの家の前の道を今朝も小学生が通います
M10:もしも僕が偉くなったら ※
M11:仕事なので
M12:わるいディレクター ※
M13:ベイビーもう泣かないで
M14:九月になったのに
M15:お墓
M16:ガラクタ
M17:君にさようなら ※
M18:ベルおいで ※
M19:一日 ※
M20:夢を見た
M21:マリコ

2013年に発表された、オリコン19位を記録した彼等にとって9作目となるライヴ・アルバム、RCサクセションの『悲しいことばっかり(オフィシャル・ブートレグ)』です。

このアルバムは、結成初期のオリジナルメンバー3人時代の彼等が、1972年から1973年にかけて“渋谷ジャン・ジャン”や“渋谷青い森”等でのライヴ音源を、現代のレストア&マスタリング技術によって見事に再現していて、当時のリアルなライヴの様子を生々しく蘇らせています。

マスター音源が古いカセットテープなので、ノイズも混入していて音質は決して良くはありませんが、忌野清志郎の悪太郎ぶりが凄まじいタイトル曲のM8をはじめ ※印の7曲が完全未発表曲で、また、彼等として初音源化となる楽曲が6曲、初CD化の楽曲も2曲収録されています。

初期のヒット曲「ぼくの好きな先生」が未収録ですが、このアルバムは、そんなことは取るに足りない歴史的に高い価値を持った超貴重な一枚なのです。