c/w Virginity

当初は自身が主宰するエクスタシー・レコード所属のバンドから誰かヴォーカリストを起用する予定でしたが企画倒れに終わり、仮唄のつもりでレコーディングしたものがそのまま1992年にリリースされたのがこの曲です。

YOSHIKIと小室哲哉による期間限定ユニットV2が残した唯一のシングルとなるこの曲はオリコン初登場2位を記録しました。
因みに、この時1位の座を譲らなかったのは、大事MANブラザーズバンドの「それが大事」でした。

日本では稀に見るスーパーユニットですが、最初にコンタクトをかけたのは小室の方で、当時セールス面では全盛期の勢いを失っていた小室のTMNに対し、昇り調子だったYOSHIKIのXの勢いに便乗する目論みが見え隠れしますが、シングル1枚リリースするという前提で合意されました。
また、それぞれ別々のレコード会社の所属でしたが、法人格としては同じ会社の所属となるのでユニット結成の障害は比較的少なかったようです。

ファンからすればシングル1枚だけではもったいないと思うでしょうが、シングル1枚だけだからこそ意味があるような一曲です。