1973年に結成された、ハワイアンAORの代表的なバンドである彼等は、1975年に発表されたデビュー・アルバム『ワイキキの青い空』からシングルカットされた「ナイトバード」がアメリカ本土でも話題となり、翌年に発表された2ndアルバム『愛しのジュリエット』もヒットします。

このアルバムのリリースと同時に、バンドの要であったマッキー・フェアリーが脱退すると、バンドのスタイルがフュージョン色をより強く帯びたものに変化しますが、当時の流行も相まって、日本でも広く紹介されるようになっていくのでした。

そんなわけで、今日の一枚はこちら↓
M1:C調言葉に御用心
M2:真夏の果実
M3:Just A Little Bit
M4:ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND- NEW DAY)
M5:Ya Ya (あの時代を忘れない)
M6:メロディ (Melody)
M7:Please !
M8:愛する女性とのすれ違い
M9:いとしのエリー
M10:忘れられたBig Wave

1991年に発表された、彼等の15thアルバムとなるカヴァー・アルバム、カラパナの『楽園〜KALAPANA SINGS SOUTHERN ALL STARS』です。

日本限定でリリースされたこのアルバムは、サザンオールスターズの楽曲をハワイの名門バンドである彼等が英語で歌うという、夏のイメージが強い2つのバンドが見事にコラボレートした究極の企画ものです。

彼等のデビューは1975年、サザンのデビューが1977年ですが、なぜこのタイミングだったのかは大人の事情(?!)がチラつきますが、彼等は、サザンのヒット曲を爽やかに、そして乾いたビートでキメています。

オリジナルと比べると、サウンドが少々荒っぽい印象も否めないこのアルバムは、特に暑くなりそうな今年の夏にうってつけ(?!)な一枚です。