1979年7月14日、彼等は日比谷野外音楽堂でデビュー・ライヴとなるフリー・コンサートを開催します。
雨にも関わらず14,000人ものファンを動員したこのコンサートの模様は、30,000枚限定のライヴ・アルバムとしてもリリースされました。
あれから15年。
彼等は再びこの地に立ってフリー・コンサートを開催するのでした。
M1:CROSSROADS
M2:JAM～去年の雨
M3:HEAR ME TO HEAVEN
M4:BABY YOU′RE MINE
M5:SONG IN MY HEART
M6:SUNSHINE OF YOUR LOVE
M7:MANIC DEPRESSION
M8:PINK CLOUD
M9:NATURAL VIBRATION
1995年に発表された、事実上の彼等のラスト・アルバムとなるライヴ・アルバム、ジョニー、ルイス＆チャーの『FREE SPIRIT 1994』です。
1994年9月17日、あの日と同じく激しい雨に見舞われた日比谷野外音楽堂。
公開サウンドチェックとして演奏されたM1は、クリームもカヴァーした伝説のブルース・ギタリスト、ロバート・ジョンソンの名曲、クリームのM6をカヴァーはもはや彼等のオリジナルかのようで、M2での「去年の雨」では、チャーが“1979年の雨が降り止まない”と叫んで、雨は野音に伝説を残していくかのようです。
彼等は、決してヒットチャートを賑わすことはありませんでしたが、間違いなく日本のロックのメインストリートを歩んでいたのは言うまでもありません。
このアルバムは、日本最強の３ピースバンドの最後の雄姿を耳に焼き付けてもらいたい一枚です。