犬猫も高齢になってくると
認知機能が低下してきて
認知症になってく。
なんとなく認知症って言うと
ボケと思うじゃん。
ボケの症状が出ないと
認知機能が低下してるのが
わからなくない？
犬猫がボケてないと
認知機能が低下してない
って思ったりする。
認知症ってボケの症状だけ
じゃーなくてボケ以外の症状が
出ることもあるのさ。
例えば、気難しくなったり
攻撃的になったり
短気になったり
落ち着かなくてうろうろしたり
怖がりになったり
過敏に反応したり
怯えていたり
やる気がなかったリ
眠りが浅くなったり
などの症状はボケの症状
じゃないけど認知症の症状
でもあるのさ。
認知症のボケの症状って
道に迷ったり
犬友や他の動物を忘れたり
トイレの場所を忘れたり
名前を呼んでも反応しないとか
興味を示さなくなった
などのボケ症状だけだと
思っちゃうけど
そんなこともない。
人では認知症によるものとは
言えない行動的な障害を
周辺症状って言って
幻覚、妄想、不安、うつ状態
せん妄、睡眠障害、性的逸脱行動
常同行動、不潔行為などの
症状がみられることがあるのさ。
それは犬猫でも同じで
認知機能が低下することで
不安になったり、怖くなったり
うつ状態になったりして
周辺症状が出ることがある。
でもこの周辺症状が
認知機能が低下することで
出てくる症状で
精神的な障害やメンタル的な
問題と理解されてなくて
治療されていないこともある。
犬猫も認知症になると
不安になったり、怖くなったり
うつ状態になったりするから
認知症の治療と不安治療や
うつ治療も一緒にやらないと
認知症がうまくコントロール
できないことがあるんよ。
抗不安剤や抗うつ剤なども
認知症の治療と一緒に使うと
犬猫が落ち着くことがある。
犬猫が認知症になって
不安になったり、怖くなったり
うつ状態になったりするのは
あまり浸透してなくて
治療されてないことも多いんよ。
犬猫がシニアになって
なんか落ち着きがなかったリ
怖がったり過敏に反応したり
するようになったら
犬猫もつらいから
認知症から周辺症状が出てる
可能性もあるので動物病院で
確認してもらってね。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
獣医師シワ男
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