動物病院もビジネス | 人間より動物好き 獣医師シワ男

人間より動物好き 獣医師シワ男

埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

昨日の過剰診療の話を書いてる

時に昔務めていた動物病院の

ことを思い出した。

 

 

 

その動物病院の院長の方針として

・診察の時は必ず注射を打つ

・食欲がなかったら検査、入院を

必ずする

・嘔吐、下痢してるときは検査する

・ノミダニ予防をしてなければ

その場で必ずつける

・療法食を必ず進める

などなど

 

 

細かく決まってた。

 

 

その時はそういう病院の方針

なんだって思って診療してたけど

 

 

今考えると過剰診療じゃねーの

って思うことも多々ある。

 

 

 

皮膚病でも

歯周病でも

目の病気でも

なんでもかんでも注射打ってた

 

 

院長の方針として、

 

 

飲み薬を出すだけより、

注射を打つ方が単価が高いし

技術料ももらえるし、

利益率が高いから注射を打て

 

 

1日でも入院して点滴して治療

した方が単価が高いし

利益率も高いからなるべく

入院して治療をするように

 

 

療法食を食べることによって

病院に買いに来るので療法食を

極力進めるように

 

 

って言われた。

 

 

オレが「様子見ましょう」って何も

しなかったりすると院長に

呼び出されて

 

 

「なんで何もしないんだ」

「病院にきたからには何かしろ」

「単価を高くしろ」ってよく怒られた。

 

 

だんだんそのやり方に嫌気がさして

辞めちゃった。

 

 

その動物病院は人気もあって

多くの飼主さんが来てて

飼主さんの評判もよくて

 

 

獣医も看護師もたくさんいて

設備もいろいろあって

売り上げもよかった。

 

 

病院の経営方針としてそういう

やり方もあるんだなーって

思うけど、

 

 

必要のない注射

必要のない検査

必要のない治療は

やりすぎじゃねー

 

 

 

 

それは動物のための治療なのか?

動物病院のための治療じゃねーのー

って思うことがよくあったね。

 

 

 

 

もちろん今のオレも獣医であり、

経営者でもあるし、

ボランティアじゃない。

 

 

利益を出して、

従業員に給料払って

設備投資して

動物病院を経営していかないと

いけない。

 

 

 

うちの病院は正直高い。

うちは「あそこは高い」って

もっぱらの評判。

 

 

動物や飼主さんに負担をかける以上

必要な治療や検査を心掛けてる。

 

 

ただ、何が必要で何が必要じゃない

かは獣医の考えや判断になるから

 

 

 

オレは必要ないと思っても他の先生は

必要と思うし、

 

 

 

 

オレが必要と思っても他の先生は必要ない

と思うし、

 

 

 

 

治療方針も違ったりするし、

 

 

 

 

難しいところだね。

 

 

 

 

人の医療のガイドラインみたいに

獣医のガイドラインもできてるから

 

 

それがもっと普及していくと飼主さんが

迷うことが少なくなるかな?

 

 

そうなるといいな。

 

 

 

 

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