犬の甲状腺ホルモンの分泌が少なくなる病気の甲状腺機能低下症 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

こんにちは。

人間より動物好きの獣医

シワ神シワ男です。

 

 

最近、犬の甲状腺ホルモンの分泌が

少なくなっちゃう甲状腺機能低下症

っていう病気が多いんだ。

 

 

甲状腺機能低下症は、甲状腺っていう

ところから甲状腺ホルモンの分泌が

少なくなっちゃう病気なんだ。

 

 

そもそも甲状腺ホルモンって

何をしてるかというと

 

 

よく新陳代謝って聞くと思うけど

その新陳代謝を促進してる

 

 

新陳代謝は、新しいものが

古いものにとって代わること

なんだけど、

 

 

新しいものと古いものを取り換える

のをはかどるようにしてるんだ。

 

 

その他、体温の調整をしたり

脂肪などを燃やしてエネルギーを

作り出したりしてる。

 

 

だから、甲状腺機能低下症になると

体温調整がうまくいかなくて寒くて

震えたり、

 

 

エネルギーを作り出せないから

なんとなく元気なかったり、

 

 

脂肪を燃焼しないから太ったり

するんだ。

 

 

高齢になるとなりやすい病気だから

歳取ったからと勘違いしちゃう

ことが多いね。

 

 

症状も歳取ったからなんとなく

動かないとか、太っちゃうとか

同じような症状なんだよね。

 

 

心拍数が少ないとか皮膚病が

出やすくなるとかあるけど、

ない場合もあるからわかりにくいね

 

 

検査してみると甲状腺機能低下症

だったということもよくあるんだ。

 

 

だから高齢のペットの血液検査の

時はなるべく一緒に甲状腺の検査も

するようにしてる。

 

 

そうすると割と甲状腺の値が低い

子が多いんだ。

 

 

甲状腺の値が低いからと言って

甲状腺機能低下症かどうかは

更に詳しい検査が必要になるんだ。

 

 

甲状腺の分泌を刺激してる

ホルモンを測定したり

 

 

副腎の検査をしたりして

甲状腺機能低下症の診断を

していくんだ。

 

 

甲状腺機能低下症は偽物もあるから

注意が必要で

結構騙されることもあるね。

 

 

甲状腺機能低下症は値だけみる

わけじゃなくて総合的に判断

する必要もあって、

 

 

結構診断が難しかったりするんだ。

 

 

甲状腺機能低下症は老化だと

思ってたものが実は違って

 

 

病気の問題があってちゃんと治療

してあげると元気になって

飼主さんも喜んでくれることが

多い。

 

 

症状はわかりにくい病気なので

高齢になったら定期的に

チェックしておくといいね。

 

 

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~高齢動物に関する参考記事~

 

 

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