老化 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

人間より動物好き 獣医師シワ男

埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

動物も人と同じように年をとっていきます。

いつまでも我が子と思っていても人間より

早く年をとっていきます。


人間に例えると1年に大体、大型犬と小型犬でも違いますが、

4歳、年をとるといわれております。


動物も老化をしていきます。

そものも老化とはどういうことなのでしょうか。

老化とは、細胞や組織における有害性変化の蓄積が起こり

これが死亡のリスクを増大させていきます。


例えば、発達障害や遺伝的欠損、環境因子、病気

老化プロセス、フリーラジカルによる障害、

免疫機能の低下、老化遺伝子、染色体の変化などなど

があります。


老化は、病気ではありません。

年をとらない、死なない動物はいません。

老化自体を止めることはできません。


細胞は常に古いものから新しいものに

細胞分裂をして変わっていきます。

その時DNAを古いものから新しいものに

複製して伝えていくのですが、その複製の時に

すべてが伝達できなかったり、欠損したり、

伝達ミスをしたりしていきます。

そうなると複製がうまくいかなくなり、

だんだん間違った細胞や奇形な細胞が

増えていきます。

そうなると病気になったり、癌になったり

してくるようになります。


細胞自体の機能も低下していき、免疫力も

低下していきます。

前ほど活発に行動しなくなったり、寝ている時間が

増えたりしてきます。


老化からくる病気も増えていきます。

心臓、腎臓、肝臓、膵臓、ホルモン、

消化器、腫瘍、関節、脳、神経、筋肉

などなど色々なところに病気が出てきます。


老化は避けることができない生物学的現象

であるため、老齢性疾患の早期症状を見逃さ

ないようにして、早期発見、早期治療を

おこない、適切に対応する必要があります。


また、予防医学として病気にならないように

心掛けるには、どうしたらいいのか、

老化は避けられなくても、いかに快適な

老後を過ごすためには、どうしたらいいのか。

また、いずれは来る避けられない看取りに

どうしていきたいのか。


動物が10歳という年齢になってきたら

少し、老化、老後、看取りのことも考えて

いただけると幸いです。


最近では、アンチエイジングに対する

動物治療や代替療法、食事療法も

色々あります。

西洋医学だけが医療ではありません。


実際、西洋医学では老化は防げませんし

何もできません。

食事療法、サプリメント療法、代替療法など

が予防医学になります。


今の日本の考え、日本の医療ではこの辺りの

治療や対応は、あやしかったり、眉つばと

思われていますが、しかし実際西洋医学では

予防はできません。


予防医学、予防医療の大切さを今一度

しっかり考え、勉強していこうと思っております。


どんな生涯にするのか、健康で快適な生涯

にするのか、病気で苦しみながら生涯の終わりを

迎えるのか、年だからしょうがないとあきらめた

生涯を過ごすのか。


私は、動物たちにできれば健康で快適な生涯

を過ごしてもらい、来るべき日を迎えられるように

してあげたいと強く思っております。


皆様に予防医学をご納得していただけるように

説明できるように頑張ります。

もし、ご興味がある方は、ご連絡いただき

カウンセリング枠で、ゆっくり時間をとって

ご説明したいと思います。




ふじわら動物病院のブログ