自分の思っとった幸せとは違うカタチ
わしが思っとった幸せとは、病院は大きな規模で、従業員も沢山いて、沢山の飼主さんが来院されて、信頼されていて、設備も整っていて、売り上げも多く、収入も多く、いい家に住んで、いい車に乗って、家族が幸せで、みんなに感謝されて、などなどとそんな物質的な幸せが大事じゃ~、幸せなんじゃ~と思うとった。
実際は、そんなことはのーて、理想と現実の違いに幸せを感じられんかった。
わしはダメなんじゃ、努力が足りん、もっと頑張らんと、もっとやらんと、幸せにならんと思うとった。
じゃけど、わしにとっての幸せとは、うれしい、たのしい、きもちいい、心地いい、おもしろいと感じられて、「これいい!!」「これこれ!!」「いい!!」と思えることじゃった。
それは、物質的なものじゃ~なく、感情、感覚、体感、五感など気持ち的なものじゃった。
それには、お金がのーても、病院が大きくのーても、従業員が沢山おらんでも、設備が整っとらんでも、売り上げが上がらんでも、いい家にすんどらんでも、いい車に乗っ取らんでもええということがわかった。
住む家があって、仕事があって、収入があって、生きていけていて、食事が食べられて、家族が会って、風呂に入れて、動くからだがあって、などなど日々の生活の中で幸せがあった。
わしが想うとった幸せとは、違うカタチで、すでに幸せはここにあった。
違うカタチで、もうそこにあった。
これがわかった。これに気がついた。
衝撃で驚き叫んでで笑うしかなかった。
わしの日常の生活は、何も変わらんけど、思考が変わるだけで、日常は変わった。
なんじゃそりゃ~、今までなんじゃったんじゃ~、アホくさ~。
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