おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
前回は、体重が減ってきた老猫の話をしました。
今回は、食欲が落ちている老猫の話をします。
食欲が落ちている場合に確認していくことがあります。
口の中や鼻の確認をします。
歯の問題があったり、歯茎の問題があったりして痛くて食べられないこともあります。
口内炎や歯肉炎がひどくなっても痛くて食べられなくなることもあります。
口の中に腫瘍があって食べにくくなっていることもあります。
閉塞気味になったり、物が当たって食べられなかったり、腫瘤が大きくなって口が閉じなかったりすることによって食べられなくなることもあります。
舌の動きが悪くなったり、飲み込みがうまくいかなくなっていることもあります。
咀嚼がうまくいかなかったり、喉頭に問題があったりしても飲み込めなくなることがあります。
鼻がつぶれたりすると匂いがしなくなって食べなくなったり、鼻に腫瘍があって食べられなくなったり、息苦しくて食べなくなったりします。
顔面神経などが障害を受けても食べにくくなったり、食べてもぽろぽろ落ちてしまって食べられないこともあります。
食べない、食べられないことも口や鼻、神経の問題の事もあるので、確認します。