肥満に関する話 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

人間より動物好き 獣医師シワ男

埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店


おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
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前回は、熱中症に対してバッチレメディを使うといい話をしました。
今回は、肥満に関する話をします。後にバッチレメディとの関係の話をします。
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肥満は、現代病のひとつとして、問題になっています。
人でも問題になるのと同じように動物でも肥満が問題になっています。
当院でも肥満の動物が増えている現状があります。
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12年、13年前は今よりも肥満の動物は少なかったのですが、今はどんどん増えています。
そのぐらい飽食の時代になったということだと思います。
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ドックフードメーカーは、動物の身体のことよりも飼主様に確実に買ってもらうためにできるだけよく食べるフードを作っています。
人工的なおやつや甘味料をたくさん使いできるだけおいしく作って、飼主様の購入意欲がわくようにします。
中身よりも見た目を大事にし、おいしそうに見えるように工夫しています。
緑色に色をつけたり、赤い色をつけたりしておいしそうに作っています。
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飼主様は、動物に愛情と世話を食事を与えることで得られると勘違いしています。
動物がおいしそうに食べてくれるとうれしくなったり、ご褒美に与えるとよってきたり、おねだりをする事で、とても気持ちがうれしくなり、与えてしまいます。
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特に忙しい現代の人は、癒しを求める傾向にあります。
そうするとペットがうれしそうにおいしそうにたべている姿に癒される方もいらっしゃるので、現代の人が動物に癒しを求めてしすぎてしまい、依存してしまい、どんどん動物との距離が近くなりすぎ、擬人化してしまい、ペットに依存してしまう傾向にもあります。
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それが一人であれば、まだあげすぎたなと管理できるのですが、家族4人いらっしゃると4人が同じように与えてしまうので、おやつの量は4倍になってしまいます。
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昔と比べると運動量も少なくなっています。
運動させることころが、なくなってきたり、暑くて運動する時間がなかったり、忙しくて散歩に行く時間が取れなかったり、遊んであげる時間がなかったり、いろいろな理由で運動量が減っているもの現状だと思います。
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人、食事、おやつ、運動の4つの問題により、現代では肥満の動物が増加しています。
肥満は、現代では問題になっているので、次回にもう少し話をします。