昨日、ヒルズの春のヒルズ学術講演会2014に出席いたしました。
猫下部泌尿器疾患の行動学的管理、行動学者の視点から見たストレス・マネージメントというセミナーでした。
猫下部泌尿器疾患は、今まで感染症や結石症が多く見れていましたが、近年では、突発性膀胱炎が一番多いと言われています。
突発性膀胱炎は、まだ、原因がわかっていまいところが多く、治療も難しいです。
何もしなくても改善することもあり、これといった治療方法が確立されていません。
今回、この突発性膀胱炎に対する行動学的に治療する方法が発表されました。
突発性膀胱炎は、脳、膀胱、トイレに対するアプローチをおこない多面的に対応することによって治療することができるということでした。
ひとつだけでんお治療ではなく、総合的医療を心がけて治療をしましょうということでした。
突発性膀胱炎を診断する検査は存在しないため、突発性膀胱炎は、他の病気を除外することになります。
まず、身体検査、尿検査、画像検査をおこない、他の病気がないか、尿中に感染症がないか、結石がないかなどを確認して、以上がなければ突発性膀胱炎と仮診断します。
原因不明の無菌性炎症は、ストレスが要因となっていると考えられています。
そのため、突発性膀胱炎はストレスが原因になっているのではないかというのが、今のところ言われています。
次回、治療の話をしていきます。