行動学セミナー 問題行動の勉強をしてきました | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

先日、行動学セミナーに参加してきました。

行動学の基本的な考えや学習の理論、

薬について、子犬の社会化について

勉強してきました。




診察の進め方は、内科や外科と同じように

すすめていく物ということを知りました。

今までは、動物が問題行動なのか

正常行動なのか、飼主様の話を聞いたり

症状を見たりして、診断してきましたが

ちゃんと内科や外科と同じように

除外リストを作成し、そこから考えられる

事を予測して診断していくという科学的な

流れの元、診断してくことを知りました。




動物も人間の心理状態と同じように考えて

行くと理解がしやすいなと思いました。

動物が嫌なサインを出している時は、

それ以上はおこなわず、ご褒美をあげながら

少しずつ慣らしていくことが大事だと

いうことでした。




例えば足先を触った時に「うー」と唸った時に

触るのを止めてしまうと「うー」と唸れば止めて

くれると学習してしまいます。

そこで止めなくて咬みついた時に止めてしまうと

咬みつけば止めてくれると学習し次から咬みつく

ようになってしまうということでした。

これを避けるためには、口がくちゃくちゃしたり

舌をぺろぺろしたりするターニングシグナルを

見られた時に止める必要があるということでした。




今までだと「うー」と唸っても止めないように

されてこられた方も沢山いらっしゃると思います。

そうではなく、その前のシグナルで止めてあげる

事が重要になるのです。




飼主様にその前のシグナルをわかるように

なってもらわないといけないということは

大変なことだと思いました。




今回、沢山勉強になったので、

勉強になったことを書いて言ってみます。





動物にやさしい自然療法が好きなベジタリアン院長のふじわら動物病院ブログ