猫ちゃんの人に対する攻撃行動2 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

猫ちゃんの人に対する攻撃行動の

続きを書きます。

 


動物にやさしい自然療法が好きなベジタリアン院長のふじわら動物病院ブログ

 

 

3、愛撫誘発性攻撃行動

 

 

猫ちゃんでよくなでていると突然噛みついて

来たり、引っ掻いたりしてにげて行くことが

あります。

 

 

このような攻撃は防御行動の1つと

考えられています。

 

 

この行動は予測することが難しいです。

 

耳が平になったり、瞳孔が広がったり、

しっぽが膨らんでぴくぴくしたりする

などの仕草が攻撃行動の前に

あることが多いです。

 

 

このような行動が見られた時は、

そこまでにするとか、その場から離れる

などして攻撃されないようにすることが

できます。

 

 

この攻撃をするタイプの猫ちゃんは

不安が強い猫ちゃんが多い傾向が

あります。

 

 

愛撫誘発性攻撃行動だけがある

猫ちゃんは、単に親密な愛撫を

好まない猫ちゃんもいるので

あまりかまい過ぎない方が

いいと思います。

 

4、転嫁性攻撃行動

 

 

どんな種類の攻撃でも転嫁がおこります。

 

ある猫ちゃんは、窓の外の猫を見て

それで興奮し、直接攻撃できないため

別の近づいてくる身近な攻撃可能な

ものに攻撃することがあります。

 

それが飼主さんだったりします。

 

 

そのように別なものに転嫁することで

飼主様がターゲットになることがあり

これが転嫁性攻撃行動になります。

 

 

その転嫁された攻撃は学習によって

ひどくなる場合があります。

 

 

次に他の猫を見つけて以前興奮した

猫を見るけることで引き金になって

前よりも攻撃がきつくなってくる

ことがあります。

 

 

これは、原因の特定が難しく

何でこのような行動に出ているのかが

わからない為、対応の仕方が

難しいですね。

 

 

もう少し次回も話をしようと思います。