猫ちゃんの歯周病2 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

猫ちゃんの歯周病は、歯が抜ける

歯肉が炎症を起して痛くなる

という他にも問題になります。

 


動物にやさしい自然療法が好きなベジタリアン院長のふじわら動物病院ブログ

 

それが歯性病巣感染です。

 

 

歯性病巣感染とは、口腔内の感染が

体の体循環によって細菌が全身に

運ばれてしまいます。

 

 

歯周病が進むと菌血症や敗血症に

なってしまいます。

 

 

口腔内の感染が原因で、腎臓、肝臓

心臓などに細菌が感染し、多臓器不全

に及んでしまうことがあります。

 

 

歯周病を軽率に見てはいけない理由

です。

 

 

なので、歯周病をなるべくほっておかない

しっかりとケアするということが

重要になります。

 

 

口腔内のお手入れが大切になります。

できればブラッシングをしてもらえると

いいです。

 

 

食後5分以内にブラッシングをすると

いいです。

 

 

ブラッシングのポイントは、歯の表面や

間の食べかすを取り除くことです。

 

 

猫ちゃんはいきなりブラッシングが

できるということはないと思います。

 

幼少期から慣らしていく必要があります。

 

 

最初にブラシになれる為にブラシの背で

頭や首、手先などをなでてその後

唇のあたりを軽くなでます。

 

 

ブラシが猫ちゃんにとって危害を与えない

物だということをまず理解させましょう。

 

 

その後、口の中にブラシを入れていきます。

ブラシを受け入れれば、それ以上無理せず

一旦止めます。

 

 

それを毎日繰り返して、口の中にブラシを

入れても嫌がらないようなら歯をこすって

みます。

 

 

そこで絶対に無理しないようにしてください。

それを毎日少しずつやっていきブラシに

慣れさせていきます。

 

 

そうやってブラシに慣れてきたら

歯ブラシをしてください

 

 

猫ちゃんの歯磨きは難しいですから

絶対に無理せず、強引にはやらないで

くださいね。

 

 

次から2度と歯磨きができなくなりますから。