猫ちゃんの耳の病気 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
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猫ちゃんで見られる耳の病気

には、どんなものがあるのでしょうか。



動物にやさしい自然療法が好きなベジタリアン院長のふじわら動物病院ブログ




・アレルギー性耳炎

食物アレルギーやアトピーで

耳の痒み良く見られます。


アレルギー性耳炎は、細菌の

2次感染を起し易くなります。


細菌性耳炎になっている場合は

食物アレルギーやアトピーが

原因になっていることがあります。




・ミミヒゼンダニ

ミミヒゼンダニが感染して痒みが出ます。

ミミヒゼンダニを持っている猫ちゃんと

接触することによってうつります。


治療は、ミミヒゼンダニの駆除剤を

つけることで治療します。




・真菌性耳炎

Microsprum canisが感染しておこります。

耳がガサガサしたり、フケが出たりします。

真菌は人にも移りますので、人も注意が

必要になります。


治療は、抗真菌剤を塗ったり、内服を

飲んだりして治療します。




・甲状腺機能亢進症

高齢の猫ちゃんで甲状腺機能亢進症に

なってしまうことがあります。


甲状腺機能亢進症から耳垢性耳炎に

なって酵母様真菌感染をおこすことが

あります。


治療は甲状腺機能亢進症を治療

することで改善します。




・免疫介在性耳炎

免疫介在性耳炎にはエリトマトーデスと

血管炎があります。


オリエンタル種はこれらの病気に

なりやすいです。


治療は、ステロイドで良くなる

事がありますが、治ることは

ありません。




猫ちゃんの耳の病気は、わんちゃん

よりも多くはありません。


その為、耳の病気になると

厄介なことが多いです。




耳をかゆがっている猫ちゃんは

要注意になります。