東洋眼中について書きます | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

せっかく、東洋眼虫を見たので

東洋眼虫について書きたいと

思います。

 

 

東洋眼虫は、ハエのショウジョウバエ

の一種、メマイトというハエが

媒介します。

 

 

メマイトは、涙や目やにを食べる

性質を持っています。

 

 

メマイトが涙や目やにを食べる

時に東洋眼虫の幼虫をいっしょに

食べてしまいます。

 

 

他の動物の目やにを食べるときに

その口器から幼虫が出てきて

結膜や瞬膜に寄生します。

 

 

メマイトは山や川、畑などにいます。

 

 

東洋眼虫の体調は、オスの成虫で

8~13mm、メスの成虫で

12~16mmです。

 


動物にやさしい自然療法が好きなベジタリアン院長のふじわら動物病院ブログ

 

 

西日本や九州に多くみられます。

自分が広島にいた時もよく

みられました。

 

 

東洋眼虫が目に感染すると

目やにが多くなったり

結膜炎をおこしたりします。

 

 

寄生の最初は無症状で

3~5週間すると成虫になり

動き回るようになります。

 

放っておくと、結膜炎や視力が低下

したり、目が開かなくなることも

あります。

 

 

治療としては、虫を摘出します。

 

 

東日本では、あまり見ることは

ありませんが、目の中に白い

細長い虫が見られたら

動物病院にいってください。

 

ただ、東日本の先生は、

東洋眼虫をみたことがない

先生も多くいらっしゃいますので、

注意が必要です。

 

お気を付けください。