せっかく、東洋眼虫を見たので
東洋眼虫について書きたいと
思います。
東洋眼虫は、ハエのショウジョウバエ
の一種、メマイトというハエが
媒介します。
メマイトは、涙や目やにを食べる
性質を持っています。
メマイトが涙や目やにを食べる
時に東洋眼虫の幼虫をいっしょに
食べてしまいます。
他の動物の目やにを食べるときに
その口器から幼虫が出てきて
結膜や瞬膜に寄生します。
メマイトは山や川、畑などにいます。
東洋眼虫の体調は、オスの成虫で
8~13mm、メスの成虫で
12~16mmです。
西日本や九州に多くみられます。
自分が広島にいた時もよく
みられました。
東洋眼虫が目に感染すると
目やにが多くなったり
結膜炎をおこしたりします。
寄生の最初は無症状で
3~5週間すると成虫になり
動き回るようになります。
放っておくと、結膜炎や視力が低下
したり、目が開かなくなることも
あります。
治療としては、虫を摘出します。
東日本では、あまり見ることは
ありませんが、目の中に白い
細長い虫が見られたら
動物病院にいってください。
ただ、東日本の先生は、
東洋眼虫をみたことがない
先生も多くいらっしゃいますので、
注意が必要です。
お気を付けください。