うさちゃんからうつる病気 パスツレラ症 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

最近では、うさちゃんをお飼いの

方も増えてまいりました。




泣かないですし、ケージにいれて

飼育することができ、手頃で

かわいいということで人気も

あります。




うさちゃんは、パスツレラという

細菌をもっていることがあります。


パスツレラは、日和見感染症と

いいまして、普段は病気を与えない

細菌が、免疫力が低下した人

などで突然病害を与える細菌に

変わって感染症をひきおこす

ことがあります。

ですので、持っていても発症しない
場合が多いです。




爪や皮膚、口腔内にパスツレラは

いますので、爪で引っかかれたり、

過剰にスキンシップをとったり

することにより感染します。




感染すると痛み、発赤、腫脹、

化膿を起します。




空気中にいるパスツレラを吸い込む

ことで感染し、呼吸器症状

耳炎、副鼻腔炎を起すこともあります




予防としては、ひっかれないように

するとか過剰なスキンシップを避け

触った後はしっかり手を洗うなど

してください。




治療は、早期の抗菌剤の投与に

なります。




うさちゃんもかわいくて

すりすりしたくなりますが、

あまり過剰なスキンシップには

気をつけてください。



動物にやさしい自然療法が好きなベジタリアン院長のふじわら動物病院ブログ