今回は、わんちゃんからうつる病気で
皆さんがよくご存じの狂犬病について
話をします。
狂犬病は、狂犬病ウイルスに感染して
いる犬にかまれると感染します。
日本では、狂犬病予防法で集団注射を
おこなうことで1957年以降
国内では動物による発生はありません。
しかし、海外で狂犬病の犬にかまれて
国内で発症して死亡した例が1970年
に1件、2006年に2件ありました。
日本以外の世界では、狂犬病がない国は
ごくわずかで、限られた国だけになります。
日本が認めている国は、7カ国だけになり
ます。
ほとんどの国にあるといってもいいと
思います。
日本は、犬に狂犬病予防注射を集団で
接種するということを初めておこない
狂犬病を撲滅した国になります。
狂犬病ウイルスに感染して症状が
出たら治療方法はなく100%死亡します。
おじいちゃん、おばあちゃんの世代が
一生懸命、狂犬病予防注射を打っていた
だいたおかげで、日本には狂犬病が
なくなりました。
これを今維持しているのですが、
現在、日本には狂犬病がない為、
皆さん、安心して狂犬病予防注射を
打っていない方が、多数いらっしゃる
ようです。
統計では、わんちゃんを飼っている方の
半数が狂犬病予防注射をうたれていない
ようです。
もし、今日本に狂犬病が入って来たら
感染を止めることはできないといわれて
います。
それは、70%以上のわんちゃんが
狂犬病予防注射を売っていないと
感染発症を止めることはできないと
いわれております。
もし、ロシアの船から狂犬病に感染
しているわんちゃんが日本で逃げて
日本のわんちゃんを噛んでしまったり
するとあっという間に広まるといわれて
います。
今の日本では、狂犬病を食い止める
ことはできない状況なので、
せっかくおじいちゃん、おばあちゃん
世代が頑張って狂犬病を撲滅して
くれたので、なんとか維持して
いきたいものです。
その為には、わんちゃんをお飼いの
飼主様、皆様が自覚を持って
予防注射を受けていただくことが
重要になります。
病気でうたない方がいい、わんちゃんも
いらっしゃいますので、動物病院に
ご相談してください。
皆様のご協力により何とか狂犬病が
ない日本を維持していきたいものです。
次回は、もし海外で犬にかまれた
場合の対処法をお話しします。