マダニから媒介される
さまざまな病気の
話をしようと思います。
マダニに血を吸われることで
色々な病気が感染します。
どんな病気があるのか
ご紹介します。
□イヌバベシア症
□犬ヘパトゾーン症
□ライム病
□Q熱
□エールリッヒア症
□ネコヘモバルトネラ症
などがあります。
・イヌバベシア症
昨日もブログで書きましたが、
バベシア原虫が赤血球に寄生
破壊することによる貧血、
粘膜蒼白、脾腫、発熱、食欲不振、
黄疸などが見られ死にいたること
もあります。
根本的な治療はなく、症状を
緩和させることしかできません。
・犬ヘパトゾーン症
アメリカ型と旧世界型があり、
アメリカ型は、全身の痛みなどの
強い症状が見られます。
旧世界型は、重度の症状を示す
物は少ないです。
・ライム病
スピロヘータの一種で、
ボレリアアフゼリ、ガリニが
主な病原体で、犬では、神経症状、
破行、発熱、食欲不振、元気消失
などの症状が見られます。
ヒトでは、感染初期にはマダニ
の刺し口を中心に限局的な
遊走性紅斑が見られ、その後
皮膚症状、神経症状、心疾患
眼症状、関節炎、筋肉炎など
の症状が見られるようになります。
・Q熱
リケッチアであるコクシエラ
バーネティによっておこる病気
動物が感染すると胎盤で大量に
増殖する為、感染猫の出産や
流産時にヒトが感染する恐れが
あります。
ヒトでは、長期にわたる疲労感
やる気が起きない慢性疲労症候群
を起すと言われております。
・エールリッヒア症
エールリッヒアキャニスが犬の
単球、リンパ球に寄生して、
発熱、食欲不振、元気消失、
脳性鼻汁、呼吸促進、白血球減少
血小板減少を起します。
・ネコヘモバルトネラ症
マイコプラズマフェリスが感染し
貧血、元気消失、体重減少、
食欲不振などの症状が見られます。
いろいろなストレスを受けると
症状が悪化します。
このようにマダニから媒介される
いろいろな病気が沢山ありますので、
しっかりとノミダニ予防薬を付けて
病気を予防しましょう。