ダニから感染するバベシア症について | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

マダニから媒介されるイヌバベシア症

というダニに刺さることによって感染

してしまう病気をご存じでしょうか。



わんちゃんもダニに刺されることにより

病気になります。



バベシアというものすごく小さな寄生虫

がわんちゃんの血液中の赤血球に感染

して、貧血などをおこす怖い病気です。


大きさは、4.5~5.0μm

ものすごく小さく顕微鏡で見ないと

見えないぐらいの大きさです。



赤血球に寄生して、栄養を吸収し

分裂、増殖するのですが、その時に

赤血球を破壊する為、貧血を起こします。



バベシアは、マダニの腸内で発育し、

やがて唾液を作り出す組織に移動します。



マダニが吸血をするときに唾液と共に

バベシアがわんちゃんの血管の中に

入り込んで、赤血球に侵入します。



症状としては、元気がなくなったり、

食欲が落ちたり、嘔吐、下痢、発熱、

貧血など様々な症状が見られます。



治療としては、特効薬はなく

薬で完全に治すことはできません。


症状が治まってもバベシアが潜んで

いることがあり、再発も見られます。



その為、マダニによる吸血を避ける

事が重要になります。


わんちゃん、ねこちゃんは、ノミダニ

駆除薬がありますので、その薬を

付けて予防することが重要になります。



そうすることで人に感染すること

も予防できます。



動物をお飼いの方は、ノミダニ予防を

するようにしましょう。