ちょっと変わった不思議な治療 オゾン編 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

今回はちょっと不思議な治療方法として

オゾン療法についてお話します。


これも自然療法の一つです。


皆さんになじみが深いのが
地球の周りにあるオゾン層だと思います。


オゾン層は、宇宙からくる紫外線や

宇宙からくる有害物質をブロックして

守ってくれています。



自然界では、殺菌作用があったり

脱臭、漂泊作用もあります。



そのオゾンを治療に使うものです。

そんなオゾンを治療に使っても

大丈夫なの?とご心配になってしまう

方もいらっしゃるかと思います。



オゾンの効果は殺菌だけではなく

免疫調整作用、消炎鎮痛作用、抗がん作用

に治療効果をあげています。


具体的には、感染症、皮膚病、免疫不全、
癌の補助療法、糖尿病の循環不全、
高齢の慢性疾患、アンチエイジング、
アレルギー疾患等に有効です。



治療方法は動物の場合、注腸法と

言いましてオゾンガスをカテーテルを

使って肛門から入れる方法が一般的です。


まったく痛みがなく、動物も嫌がらない
事が多いです。



直腸に入れられたオゾンが腸管の粘膜

から吸収され血管に入り、血液中の酸素が

多くなり、体の隅まで酸素が届くように

なり、循環がよくなって、体がよく

なったり、動物自身の自己治癒力

を引き出したり、免疫力を高めたり

します。



治療間隔は週2回になります。

症状によっては、週一回~2週間に

一回でおこなうこともあります



オゾン療法単独で効果がでることは

難しく、他の自然療法や現代医療との

併用により、効果がでます。



何といっても副作用がなく、

オゾンガスを入れだけで

1.細胞の代謝を活性化

2.免疫系の調整作用

3.生体系の抗酸化能を調整

4.消炎鎮痛作用

等が認められます。


動物たちのQOLの向上に
役立ちます。