呼吸器病のセミナーがありました | 人間より動物好き 獣医師シワ男

人間より動物好き 獣医師シワ男

埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

11月7日(日)に呼吸器病のセミナーがありました。

呼吸器に限らず、病気は、論理的アプローチにより

確実に診断し、病気に基づいた治療をしましょう

というのが、ベースになっておりそれに沿って

セミナーが進んで行きました。

 

くしゃみを伴う病気の問題部位はどこか。

咳をほとんど伴わない呼吸困難を起こす病気の問題

部位は、どこかというまず、問題部位の特定をして

この器官系のどの部分の関与が考えられ

それが原発なのか、続発性なのか考え

この部分にとくに障害をもたらす可能性が

もっとも高い病気は何かと段階をふんで

行きながら病気を特定していくという

問題志向型アプローチをおこないましょうと

いうことでした。

確かにこれなら間違いを起こしにくいですし、

問題点が明確に見えてくると思いました。

 

間違った治療をしてしまうと動物にも飼主様にも

負担をかけてしまうので、間違いを最小限にする

アプローチ法だと思います。

 

問題なのは何か。

くしゃみ、咳、呼吸困難、咳と呼吸困難、

咳をほとんど伴わない呼吸困難

呼吸困難をほとんど伴わない咳などに分け

その問題点が起こる部位を特定していきます。

 

例えば、くしゃみなら鼻、咳をほとんど伴わない

呼吸困難なら喉頭、胸部、

呼吸困難をほとんど伴わない咳なら気管気管支

咳と呼吸困難なら気管支、肺

といった具合に問題から部位を特定していきあます。

 

その部位におこる病気を考えていき、それに合わせて

治療をおこなっていくという方法をおこなっていきます。

そうするとおのずと診断がついていき間違いのない

診断治療をし、治療をおこない、

動物にも飼主様にも負担をかけない、いい治療が

できます。

 

これをもとに私も動物や飼主様に負担をかけない

治療を心掛けて行きます。

 


ふじわら動物病院のブログ