砂糖は危険 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

最近、マイブームなネタばかりで申し訳ございませんが、

今回も食べ物シリーズを書きます。


動物にとって砂糖は、ものすごく危険な食べ物

になります。

とくに精製された砂糖は危険です。

「うちの子は、砂糖なんてあげてないわよ」

といわれるかもしれません。

しかし、ジャーキー類やおやつ類には、入っている

ものも多く見られます。


とくに犬は、甘いものを感知する味覚を持って

いますから甘いものは好んで食べます。

愛するわが子がおいしそうに喜んで食べている姿は

この上ない幸せを感じるかもしれません。

しかし、それが体をむしばむことになっているかも

しれません。


白い砂糖を摂取すると急激に血糖値が上がります。

それを下げようとして、インスリンが過剰に

分泌されると今度は、血糖値が下がりすぎて

低血糖になります。

低血糖になるとイライラしたり、神経過敏になったり

ふらついたりします。

血糖値が下がりすぎると血糖値をあげようとして

アドレナリンが分泌され、アドレナリンは、

攻撃的になったり、暴力的になったりします。

また、腸管の動きが悪くなり、ガスがたまりやすく

なったり、下痢になったり、便秘になったりします。


最近、うちの子がやたら噛みついてきたり、

唸ったりして、なんか機嫌が悪くなったり

していませんか。


その他にもカルシウムやビタミンB1が奪われ

体は、カルシウム不足やビタミンB1ぶそくに

なります。

免疫力が低下して感染症になりやすくなったり、

アレルギーを引き起こしたりします。


動物には、絶対に白い砂糖が入っている物は

与えないでくださいね。

アンパンだとか、お菓子だとか、アロエヨーグルト

だとか、製品の中に砂糖が入ってしまっている

ものが多いですから中身にも気をつけてください。


実は、人間も白い砂糖は・・・。



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