8月上旬左殿部の違和感から始まりました。
 1週間をかけ徐々に痛みが腰、左大腿後面に広がり24時間どの体勢をとっても痛く、眠れない日が続きました。
 大腿後面の坐骨神経を握り潰されるような痛みに加え、ふくらはぎに力が入らなくなり、数mしか歩けなくなりました。
 その段階で私は椎間板ヘルニアによる神経根症状だと気付きましたが、膀胱直腸障害が無かったので病院受診はしませんでした。
 椎間板ヘルニアと腰痛は関連性が低いと前回記載しましたが、急性期の炎症反応は別なのだと痛感しました。
 つまり椎間板の中心にある髄核が外に飛び出る事で炎症反応が起き、その炎症が近くを通る神経根に波及し坐骨神経領域の痛みや麻痺、感覚障害を引き起こしていました。通常炎症反応は4~6週間で鎮まります。
 炎症期は安静が一番なので、早く治すために患者様には大変申し訳ありませんでしたが、店を閉めさせていただきました。
 そして折角痛い思いをするならこの体験を患者様に還元しようと、病院に行きMRIを撮っていただきました。
私の狙いはただ一つ。現在のヘルニアの写真と3か月後のヘルニアが引っ込んだ写真を患者様にも見てもらい、慢性腰痛とヘルニアは関係がないと証明すること。
 すぐに3か月後のMRIも予約しました。今回のMRIは予想通りL5/S1間に見事なヘルニアが写っていました。

 坐骨神経痛のピークが1週間続いたときに、腰背部の痛みはヘルニアと関係ないのではと思い、以前大阪で所属していた関節ファシリテーション学会の理事長の所に治療に行きました。
 この時10分以上は痛みで座れない状態だったので、妻の運転で私はシートを倒し寝転がったまま治療院の前まで連れていってもらいました。
 そして施術が終わると腰痛が軽くなり、立位体前屈での床までの距離は50cm→20cmまで改善しました。

 これで分かったのは、坐骨神経痛はヘルニアの炎症による神経根症状で、鎮まるまでに4~6週間かかりますが、腰背部痛は二次障害(我々でいう所の関節機能異常)なので施術により治療可能だという事です。
 その後、計ったかのように発症6週目に坐骨神経痛が無くなりました。あと残るのはふくらはぎの筋肉の麻痺のみです(ガストロMMT2)。
 突出した椎間板の吸収は約3ヶ月間なので、6週間後の麻痺の回復とMRI撮像が楽しみです。