人生に必要な教養は中学校教科書で全て身につく





現代の仕事で共にする人は基礎学力や教養が不足している。現代のテキストには自分たちの社会を理解するための有意義な知識が書かれている。地理のテキストでは現政権とは逆のリベラルな内容となっている。地政学の内容を見るに右か左かがわかる。

現在は「下層への転落」という恐怖を植え付ける脅迫の教養的側面がある。ネガティブな理由で脅しつつ集客するやり方。義務教育とはどの国にもある独自の知のスタンダード。社会で生きていける教養がベースとなる。中学までの勉強は高校受験のためではないことを認識するべき。現代中学テキストを読み直すことで大人は知的再武装することができる。


第1章 地理

 フェアトレード、モノカルチャー経済、

第2章歴史

第4章理科

安全性議論は科学的事実を踏まえた上で行われらければ、印象論や感情論に陥る。情報を受け取るがわりに、技術を理解する能力や姿勢がなくては危険な状態になる。全ての生物のエネルギーのもとを辿れば太古の太陽の光に行き着く。日本人の自然被曝は世界平均以下であるが、人口被曝についてはレントゲンなどの利用により世界平均の倍となる。

サットヴァカルマ(有情の業)。阿毘達磨倶舎論あびだつまくしゃろん。宇宙は有情の(心の動きを持つもの(対義語は非情ー心のないもの))の因果関係出てきている上座部仏教の教え。どれだけ科学が進んでも仏教の考え方とは矛盾しない。

第5章数学 ことの真偽を見極める土台

小学生の算数との違いを,明確に巣記すことにより意識づけをしている。

第6章国語 中学教科書は現代文教材の完成形 理論国語と文学国語の選択制となる。文学国語には最後に課題が残る。

糸井重里、物のイメージのみを材料とするとその物より内側のものになる。その物が何に含まれているかという広い視野を持つとその者の持つ概念が無限に広がる。発想を広げるための発想法。人の心に残るスピーチは相手や目的を明確にし、場の状況に柔軟に対応しながらなす必要がある。表意文字と表音文字(英語)表語文字(漢字)日本語は表語文字、表音文字の併用。

第7英語

ひたすら音読。ピークは大学試験後で中二レベルまで落ちる。只管朗読をすること國弘正雄

第8章道徳 自分と他人のスタンダードを知る

 昔でいう修身。仏作って魂入れず。ポストモダンな現状の中で中立的なものを示すのは非常に困難、、しかし、テキスト内の道徳が果たして本当に道徳的なものなのか反面教師になる分には役立つ。ポストモダンにより、小さな差異に着目して興味の惹きそうなキャラばかりをピックアップしている内容。選挙は税金を使う人を選ぶ。

人は自分の気持ちを話すのが大好き。わかってもらいたいという欲求は誰にもある。五分五分で話してもどこか物足りない気分になるのは人間らしいこと。だからこそ人の話を聞く事が大事。コミュニケーションの原点は相手の話をよく聞く事。


後書き

 同調圧力をお上が最大限利用している。翼賛(強制ではないという建前)。国民の自発的行動に期待し、それに答えないものは非国民扱い。