大間など津軽海峡のマグロが、
一向に脂が乗ってきません。
本日も、私のお気に入りはゼロ。
っと言うかマグロ仲買人、
誰一人として気に入ってはいないでしょう。
それぐらい、脂が無いんです。
味がとか香りがとか脂の質がとか、
全くそれ以前の問題。
私達が目利きをして、
お客様の個性に合わせて納品する。
この機能が、完全に破壊されています。
私も仲買人として、残念な日々を過ごす毎日。
以前に、
「水温も20℃を切り、
サンマも湾内に入って条件が揃ってきました」
とお伝えしました。
海水温は20℃を切っていますが、
サンマは散ってしまったようです。
10月に入って、例年に無い時化続き。
入荷本数も、極少状態。
少ない中で入荷するそのマグロも、
全く脂が乗らない。
正に、八方塞がり!
手の打ちようがありません。
お客様の在庫も、無くなってきました。
毎日足を運ばれるお客様達も、落胆の表情。
明日の入荷も、僅か三本。
生の国産天然本マグロは、
極度のインフレ状態。
脂の無いマグロでも、かなりの高値が付いています。
朝のニュースでは、
北海道が吹雪いている映像が流れていました。
ですが本日午後からは、漁に向かっている模様。
豊漁を期待したいものです。
本日獲れたマグロは、
出荷され築地のセリ場に並ぶのは金曜日。
その頃に、
良いマグロがありましたとお伝えしたいものです。