高知のマグロ! | 築地まぐろ藤田社長ブログ

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築地場内市場仲卸フジタ水産


入荷状況は、相変わらず。



並んでいるマグロは、ほとんどが輸入品か養殖でした。

スッキリとした気分で連休を迎えたかったのですが、本日も不発。

その中でセリ場に並んだマグロは、

高知の延縄364.0キロと巨大なものでした。




色も良く、脂もありました。



こちらは、本体の尾の部分。



こちらは、掘って検品が許されている切り落とした部分です。


このマグロあまりの大きさに、木箱に入らなかった様です。


写真の様に、頭部を少し切り落としてセリ場へ。


先程お話しした様に、色も良く脂もあります。

ですが私は、このマグロを買いませんでした。

現在の入荷状況の中で、最高のマグロです!

国産天然生本マグロを通年扱う仲買人は、

10件前後。

それぞれのマグロ屋に、個性があります。

お客様もその個性を熟知した上で、買うお店を選びます。

私のお客様は、あまりマグロをご覧になりません。

ご覧になってもせいぜい、

これが今日うちに来るマグロか?程度です。

味見をして頂いてるお店も見かけますが、

私は原則お客様のご要望が無ければして頂きません。

お客様がお店に帰って成形した段階で、

初めて購入したマグロの良し悪しを判断されます。

私が味見して頂かないのは、プライドとかというものではありません。

絶対的な信頼関係の下、商いをさせて頂く!

私がお客様のお好みを判断し、マグロの良し悪しを決める!

それがプロのマグロ仲買人の業務の一つだと信じて、

セリ場に向かっているからなのです。

本日のマグロは、私のお客様には不向きと判断しました。

なぜ?というご質問には、残念ながらお答え出来ません。

他店の個性を、否定する事になってしまうからです。

なんとなく触れている回があるので、宜しければ。

http://ameblo.jp/fujita-maguro/entry-11955464542.html


繰り返しますが、本日のこの巨大マグロは最上級品。

少ない入荷状況の中、

1本でもセリ場を埋めてもらえる漁師さん達には、

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

一日も早く、

セリ場から溢れる位マグロが獲れるよう、願って止みません。



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