感じたこと | デザインとアートディレクション

デザインとアートディレクション

デザイナーでアートディレクターの藤田和人です。
名古屋の老舗デザイン事務所 株式会社アトリエシア

今回、久しぶりに名古屋での案件でしたが、感じたことがいくつかありました。

普段当たり前になっていたことが、まったく違っていたので、不安を通り越して怒りすら感じました。

うむ。

土地が変われば習慣も変わり、会社が変われば人も変わり、人が違うとこうも通じ合え無いモノなのか。

例えば東京ビッグサイトの現場に入っている時は、常に会場内には清掃のスタッフがいて、掃除しながら巡回しています。
結果、仕込み現場の会場は、わりとキレイな現場が保たれています。

ですから、作業をする我々も現場はキレイにするように自然となるわけですな。

しかし、今回の現場ではまったくそれがなく、いつまで経ってもゴミだらけで清掃も中途半端。

そんな現場で働いていたら、ケガや事故の原因になりかねないでしょうし、働くスタッフの気持ちにも影響するんじゃないかと思う。

現場では例え仮設であっても常に4Sで、「整理、整頓、清潔、清掃」を徹底した方が良いと思います。
そして働くスタッフは、それらに「躾」をプラスして5Sを徹底するのが望ましいでしょう。

東京での弊社の協力会社さんたちは、常に4Sを行なっていて、仕事の速さも格段に早いし手も格段に良いのです。

大工さん初め働くスタッフの質が良いため安心して現場を見ていられます。


今回は一部の大工さんやスタッフを見て思ったのは、彼らの仕事に愛情を感じられなかったと言うこと。

展示ブース装飾と言う仕事では、床、木工、経師、サイン、レンタル、電気、映像、植木、運営スタッフなどなどあらゆる業者さんや人が携わっています。


彼らは自分の仕事に誇りを持っているのだろうか?

彼らは自分の仕事が好きじゃないのだろうか?

彼らは装飾と言う言葉の意味を理解しているのだろうか?

「装飾」辞書で調べてみると。。。
飾ること。美しく装うこと。また、その装い、飾り。

いわゆる「化粧」をすると言うことだ。

ある電気屋さんの社長が言っていたのですが、「化粧」をすると言うことを理解していない人が多い。

確かにそう感じる部分が多々ありました。いや、めちゃくちゃありました。

これは、名古屋の土地柄なのか、その会社の教育なのか、個人の性質なのか。

残念ながら今回は、あまりにもレベルの低い仕事で、ガッカリした。

アトリエシアは、名古屋に本社があり名古屋が地元なんですが、展示会装飾の仕事について言えば、名古屋の現場は少ないのです。

ですが全ての仕事は、アトリエの仕事な訳で、名古屋と言えども手を抜くことはあり得ない。

じゃぁ、どうすればイイか。

考えてみます。。