心は身体で💚



「心を遣うときは、身体を使う」


「贈る者は、汗をかけ」

今から35年前の西武百貨店のキャッチコピーで、私の言葉の魔術師で憧れの岩崎俊一氏の言葉です。


そのボディコピーは最初に耳にした時は震えました。



「熱のない漫才に、誰も笑えない。無気力な野球にはヤジが飛び、間の抜けたドラマはスイッチを切られるように、気持ちの入っていない贈り物は、相手の心をゆさぶったりは、しない。どうか、一生けんめい贈って下さい。技巧のかぎりをつくして、楽しんで下さい。贈り物は力仕事です。そのしょうこに、贈ったあと、快い疲れが残ります。」


と、書いてありました。

私は、そうだ!そうだよね!と、思ったことを、しっかり覚えています。


私は、その人を思い浮かべて贈り物を考えてる時間が好きです。

成人式を迎えるフジタの娘たちには、「袱紗」にご両親から最初に頂いた贈り物の「お名前」を染め抜きにして贈ります。ご結婚されたら名字は変わりますが、お名前は一生の宝物です。

今年もフジタバレエのカラーのピンク色の袱紗でフジタの娘たちと再会できる幸せを私はいただきました。



右の蘭の鉢は3年前に瑠理子先生から頂いた鉢です。毎年の瑠理子からのお年賀は小さな蘭です。ロンドン留学から帰国して16年の間、新年の挨拶に小さな蘭の鉢を私に贈ってくれています。

一鉢一鉢、を今も肥料と日当たりを考えて、瑠理子が「これにしょうか、あれにしょうか、これがいいかな!」と探してくれている彼女の姿が、目に浮かびます。


心を遣うときこそ、身体を使うことを忘れないでいたいと思います。



今年のルンちやんからのお年賀の蘭の鉢です。小さな蕾を最後まで咲いて欲しくて、毎朝ワクワクしてます。

追伸

「藤田瑠理子」は

姪はルンちゃん

教え子としては瑠理子
 
私の娘の従姉としては

「るんちやん」