前回のブログにおいては、本年4月の財政金融委員会において鈴木財務大臣に質問をさせて頂いた内容の抜粋を紹介させて頂きましたが、本年5月25日の参議院本会議において岸田総理大臣にも質問をさせて頂きましたので、その内容を紹介させて頂きます。岸田総理大臣からも、ウェブ3.0時代の環境整備を進めていくことに対する前向きなご答弁を頂くことができました。

 

③令和4年5月25日 参議院本会議

○藤末健三君

 また、我が国のクールジャパンの魅力の一つである漫画、アニメ、ゲームなどの創作文化、この分野は世界でも非常に競争力がある分野であります。そして、この稼ぐ力を強くしていくためには、クリエーター自らが自分の作品を使って直接収益を得ていくことが重要となります。その観点では、ウエブ三・〇の時代に中心的な役割を果たす暗号資産、特にNFT、ノンファンジブルトークンは極めて有効な手段となっています税制面で取引の拡大のための環境整備が必要となりますこの点も含め、クリエーターが直接稼ぐ力を強くして、クールジャパンの足腰が強くなるような後押しを強めてほしいと思います

 

○内閣総理大臣(岸田文雄君)

 創作文化への支援についてお尋ねがありました。漫画、アニメ等は、世界に誇る創作文化であり、コンテンツ産業においても極めて重要な位置を占めています。成長の源泉が物から事にシフトする中、我が国のソフトパワーとしての創作文化の振興をしっかり図ってまいります

 このため、政府としては、今回の総合緊急対策において、資金繰り支援等を通じたコンテンツ産業を担う中小企業への支援、ガイドラインの作成、普及啓発など、クリエーターの処遇改善創作機会の提供などによるクリエーターの育成ノンファンジブルトークンの活用などのコンテンツ市場の活性化海外展示会への出展などによる創作文化の海外発信などに取り組んでまいります