2022年4月8日、マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟「MANGA議連」の総会が開催されました。

 

議題は、以下の3テーマでした。

 

【MANGA議連総会のテーマ】

1.MANGAナショナルセンター整備運営法案

2.同人誌即売会支援

3.マンガ原画の取り扱い

 

 

1.MANGAナショナルセンター整備運営法案

本総会では、参議院予算委員会でも藤末が説明した、マンガ・アニメ・ゲームなどのコンテンツ資料を収集・保存・活用を行う「メディア芸術ナショナルセンター」の実現を今国会にて目指す方針を確認。

MANGA議連役員会で改めて「メディア芸術ナショナルセンター法案」成立を目指すことを確認

 

 

2.同人誌即売会支援

新型コロナウイルス感染症対策において制限が解除されていく中で、「収容定員100%迄= 上限撤廃」となり、「収容定員迄の制限あり」が惰性で固定化されてしまうような状況は、「回遊型」イベント事業者にとって今後非常に大きな問題となります。収容率や定員という考え方そのものを、段階的な緩和の検討において、見直しの要望がありました。

 

【新型コロナウイルス感染症対策に対する公的施策についての要望】

1.参加者名簿を作成して連絡先等を把握することをイベント主催者へ求める対策方法については、緩和あるいは不要とする検討を行っていくべきと考えます。

2. 制限が解除されていく中で、「収容定員100%迄= 上限撤廃」となり、「収容定員迄の制限あり」が惰性で固定化されてしまうような状況は、「回遊型」イベント事業者にとって今後非常に大きな問題となります。ついては、収容率や定員という考え方そのものを、段階的な緩和の検討において、見直していただきたく存じます。

3.開催中止時の支援も重要ですが、前向きに開催を進めるための会場費・施設利用費の減免、キャンセル規定の見直し等について、会場支援あるいは主催者支援の施策の実施をお願いします。

4. 今後の海外参加者のお取り扱いにおいては、入国時に一括して接種証明等の確認を行う等、各イベント主催者への負担増とならないような仕組み作りを今の内から準備していくことを要望します。

 

 

3.マンガ原画の取り扱い

日本のマンガ・アニメは国内外でも非常に人気のあるコンテンツとなっており、そのマンガの原画は非常に高値で取引されるケースがある。マンガ家が高齢になるにつれ相続の問題が出るが、このマンガ原画に対する相続税が発生してしまうと、「MANGAナショナルセンター」でも目的とするマンガ・アニメ・ゲームなどのコンテンツ資料の収集・保存の対象のマンガ原画が散逸してしまう可能性について指摘があった。本総会にて提示された事例では相続税が課されたものはなかったが、マンガ・アニメ・ゲームを保存していくためには重要な検討項目であると考えられる。

 

以上