オックスフォード大学でビデオゲームを中心に社会科学を研究しているアンドリュー・シュビルスキー教授に、「ゲーム障害」説について一問一答しました。

「シュビルスキー先生は、ゲーム症の拙速な病理化に警鐘をならしてきました。それはどうしてですか?」

 

「日本をはじめ、東アジアの国々ではゲーム症を理由に、子供たちがゲームをプレイする時間を法令で定める動きがあります。これについてどう考えますか?」

 

「ゲーム症の議論を進めるために、シュビルスキー教授は科学的に正しい手法の調査の必要性を主張してきました。それは具体的にはどのようなものでしょうか?」

 

「ゲームの依存性や暴力的影響については世界中のメディアでセンセーショナルに報道されています。一方で、科学的調査からはむしろゲームにはポジティブな効能があるという研究やゲームの悪影響の仮説について否定的な研究が、多数報告されています。しかし、ゲーム業界のプロバガンダとして無視されたり、軽視されたりする傾向があります。この辺り、専門家としてはどうご覧になっていますか?」