参議院予算委員会において岸田総理や経済産業大臣や文部科学大臣に対し、我が国のアニメーター、漫画家、ゲームクリエイターなど、他国を圧倒するクリエイターが日本の創造文化を支えていること。そして、そのクリエイター達により活躍してもらえるようにすべきであるとの考えを訴えさせてもらいました。

 

 

日本の漫画アニメやゲームは国際的に比較しても非常にレベルが高く、文化的価値も高いものとみなされています。その基盤にあるのは表現の自由であり、そして、同人文化がゆりかごとして数多くのクリエイターを育て、裾野が広いクリエーターから漫画家やアニメーターやゲームクリエイターが誕生しています。このようなエコシステムは日本の強みであり、寄り添うこの強みを支援するのが国の役割であるというのが私の考えです。

 

私は創造文化を支え守り、日本を「クリエーター大国」にすることを引き続き進めていきます。そして実現します!

 

この事を参議院予算委員会において岸田総理の前で宣言させてもらいました。

 

これは、ニコニコニュースでも流していただきました。

 

以下、議事録となります。

 

〇藤末健三君

私は、このコロナ禍の中でどんどん伸びていますクリエーター産業について支援をさせていただいております。私は、日本をクリエーター大国にし、日本の創作文化を世界に発信しようということで活動しておりまして、パネルにありますように、日本は、アニメーター、漫画家、ゲームクリエーターなど、他国を圧倒するクリエーターがおります。その基盤にありますのはこの表現の自由でございます。そしてまた、同人誌文化というエコシステムがありまして、その中から多くのクリエーターが育
ってくる。そして、多くのクリエーターが裾野にいることによって、漫画、アニメ、ゲームなどの創作文化、産業が支えられているというのが日本であります。実際に、漫画の産業規模は六千億円、アニメは二・五兆円、映画は数千億円、ゲームは六・五兆円、そしてキャラクタービジネス二・五兆円という大きな産業規模となっておりまして、日本を支えてくれています。また、「鬼滅の刃」というのがございますけれど、それは漫画、アニメ、映画、そして次にゲーム、キャラクタービジネスと、このビジネスがつながって世界に展開しているという状況です。私は、この日本のクリエーターにもっと活動していただき、日本をクリエーター大国にしていきます。まずは、クリエーターの揺り籠でありますコミックマーケットやコミティア、コミックシティ、COMIC1といった同人誌即売会を始めとするこの同人文化を振興しなければならないと考えます。今、文化審議会で文化と経済の議論が行われていますが、私は同人文化も文化芸術の範疇に入れるべきと考えますが、文部科学大臣、いかがでし
ょうか。

 

○国務大臣(末松信介君)

藤末先生にお答えを申し上げます。先生が、アニメーション、そして同人誌に大きな力を尽くしておられること、承知をいたしております。文化庁の職員からも、せんだって、先生、熊本県の合志市のマンガミュージアムに行かれたということで、一九六〇年代の漫画二万冊読み放題、入場料三百円ということで、勉強させていただきました。ビッグサイトの方で開かれる同人誌、六十万人お見えになるということで、その即売会も大変な人気でありますけれども、コスプレ見ておりましても非常にエネルギー感じてございます。先生の御指摘のとおり、著名な漫画家の中にも同人活動のある方が、活動歴のある方がたくさんおられます。武内直子さんの「美少女戦士セーラームーン」もそうでございます。したがいまして、同人誌即売会は作品を発表する場として、文化芸術において重要な機能を果たしていると認識をしてございます。また、委員から御指摘を踏まえまして、同人文化が活発に行われるよう、文化審議会文化経済部会などでも漫画やアニメの更なる振興に向けまして議論を一層加速してまいりたいと思っております。