岸田総理は外務大臣時代また政務調査会長時代から核兵器の廃絶に対して力強く仕事をされ、私も核軍縮・不拡散議員連盟(PNND) の活動やWCRP(世界宗教者平和会議)との連携も含め様々なご指導を頂きました。

 

今回のウクライナへの侵攻において、プーチン大統領による核兵器の脅しがあるなど、核兵器廃絶に向けての取り組みはますます重要性を増しています。

広島出身の総理大臣として、唯一の被爆国日本の代表として、総理大臣がこれから核兵器の廃絶に取り組まれていきます。岸田総理大臣と共に核兵器の無い世界を実現していきます。

あまり知られていませんが、この20年間で世界の核兵器の数は、1/3に減っています。

 

以下議事録となります。

 

〇藤末健三君

続きまして、全人類にとって恐怖となる核兵器の廃絶について御質問させていただきます。
私は、核兵器廃絶を目指す世界の国会議員が集まります核軍縮・不拡散議員連盟、PNNDのメンバーとして核兵器のない世界の現実に取り組んでおります。そして、世界の政治家が集まるこのPNNDとともに、世界の平和のために様々な世界の宗教者が集まった世界宗教者平和会議、WCRP、これ、共に核兵器の廃絶に取り組んできました。岸田総理におかれましては、長い間、我々の活動を御指導いただきまして、心から感謝を申し上げたいと思います。
唯一の被爆国である日本が核軍縮・不拡散に向けてどのように取り組んでいくか、広島出身の岸田総理の思いと決意を是非お聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。
 

○内閣総理大臣(岸田文雄君)

被爆地広島出身の総理大臣として、核兵器のない世界に向けて全力を尽くしていきたいと考えます。
外務大臣としての四年八か月の経験から、核兵器のない世界を実現するためには核兵器国を巻き込んでいくこと、これは現実を動かすという意味で不可欠であると痛感いたしました。そのためにも、まずは唯一の同盟国である米国との関係が重要であると考えています。
先般、バイデン大統領とテレビ会談を行いましたが、その際にも、核兵器のない世界に向け共に取り組んでいくこと、これを確認をし、信頼関係構築に向けた一歩を踏み出すことができたと感じています。
我が国は、NPT、核兵器不拡散条約を国際的な核軍縮・不拡散体制の礎石であるとして重視をしています。まずは、延期となったNPT運用検討会議が可能な限り早期に開催され、意義ある成果を収めるよう全力を尽くしてまいりたいと思います。

また、CTBTの早期発効、あるいはFMCTの即時交渉開始といった効果的な軍縮措置に向けた取組を積み重ねるとともに、この核軍縮に向けた国際的な機運を高める取組、これを、政府あるいは有識者あるいは市民など、これ様々なレベルでこの機運を高める取組を進めて、核兵器のない世界に向けて一歩一歩近づいていきたいと考えています。
 

○藤末健三君

総理、どうもありがとうございます。

私は、先ほど申し上げましたPNNDという活動をしているんですけれど、やはり世界の国会議員も、唯一の被爆国の日本でやはり広島出身の岸田総理が総理大臣になられたということは非常に期待値が高まっております。実際にオバマ大統領の広島訪問も実現していただき、様々なまた動きをしていただいておりますので、また引き続き一緒に核兵器の廃絶に取り組まさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。