参議院予算委員会において岸田総理に対して、平和憲法の理念と理想に基づき国際連合で日本の地位を得ることを提案しました。

岸田総理からは「日本の常任理事国入りに積極的に取り組むこと」を明確に答弁頂きました。

 

 

国際連合におけるウクライナ危機への対応を見ても、十分な機能を果たせていません。今こそ 戦争しない、軍隊を持たない、という平和憲法九条と全世界の国民の平和を願う憲法前文の理念に基づき国際的な役割を果たすために、国際連合の常任理事国入りを目指すべきだと提案しました。

 

岸田総理の回答は日本の常任理事国入りを含む安全保障理事会の改革に向け、積極的に活動していきたい、というものでした。

 

岸田総理が常任理事国入りを明確に示したことは非常に大きな意義あります。これは新聞記事になると思いましたが、残念ながら記事とはなりませんでした...(残念)

 

 

〇藤末健三君

私も、総理がおっしゃりますように、平和憲法の理念と理想を現実することが平和国家である日本の大きな役割と感じます。二〇二一年、昨年でございますけれど、アメリカで調査がございましてアメリカの有識者の七三%が日本の国連常任理事国入りに賛成するという調査がありました。ウクライナ危機に関わる国連の常任理事会の様子を見ても、平和憲法を持つ日本が常任理事国であれば国際的に大きな役割を果たせるのではないかと考えています。日本の国連常任理事国入りは長年我が国の重要なテーマでありますが、岸田総理のお考えをお聞かせいただきたいと思います。


○内閣総理大臣(岸田文雄君)

一九四五年に国連が創設されて以来、国際社会の構図は大きく変化をしましたが、安保理の成、これはほとんど変化していない、これが現実であります。安保理が国際社会の現実を反映し、国際社会の諸課題に有効に対処するためには、日本の常任理事国入りを含む安保理改革を実現させる必要があると考えています。私も、かつて外務大臣を務めた時代にこのような考えに基づき安保理改革に取り組みました。多くの国々に理解もいただきましたが、一方で大変厳しい壁もあった、こうしたことを振り返っています。しかし、引き続き、多くの国々と協力し、日本の常任理事国入りを含む安保理改革に向け、積極的に活動していきたいと考えます。

 


○藤末健三君

是非、岸田総理におかれましては、外務大臣時代には、G4、ブラジルとかドイツとともに、この安保理を改革し、そして国連をもっと機能させるようにしようという動きをしていただきましたので、是非とも、大きくこのウクライナ危機の中で世界のこの国際秩序が変わる中で、日本の果たすべき役割と地位を確保していただきたいと思いますので、是非お願いをしたいと思います。