本日、行政監視委員会において「国と地方の行政の役割分担」について参考人「高橋勝浩稲木市長」と質疑しました。

 

都議会選挙で小磯明都議を応援させて頂いたときに、稲城市が「いなぎ発信基地ペアテラス」に伺いました。

JR南武線の稲城長沼駅の高架下にどんと「ガンダム」と「ザク」が立っています。

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藤末から「国もマンガ・アニメ・ゲーム・同人誌などを文化芸術とし、地域のマンガ図書館・アニメアーカイブ・ゲーム協会などをネットワーク化する「メディア芸術連携基盤等整備推進事業(メディア芸術ネットワーク)」やコロナ禍における文化芸術支援である「アートキャラバン(地域連携)」、「ARTS for the Future !(活動充実支援)」など国の制度と地方がうまく連携してアニメ・マンガ・ゲーム・同人誌などで地域おこしをしていただきたいとお話ししました。

 

高橋市長からは「大河原先生御本人の意向というのは、やはり長らくこういったアニメ業界にいて、どうしても漫画という制作については若干やっぱり社会的な地位としては認知されていないということがあって、ライフワークとしてこういった事業に携わる方々の社会的な地位を上げる、あるいは、漫画、アニメということではなくて、これを芸術の域まで持ち上げたい

私ども市町村ではいろんなところでアニメを使って町おこしをしているところでありますが、余りこれやり過ぎると、あそこの市長は仕事しないでアニメでばっかり遊んでいるということで、次の選挙で落選した方も数知れずということがあるんで、」

との回答がありました。

 

アニメ、マンガ、そして同人誌の社会的な地位を上げる取り組みを引き続きやっていきます。

頑張ります。

 

令和4年2月14日 行政監視の議事録です。 
○藤末健三君 自民党・国民の声の藤末健三でございます。
まず、私は、橋稲城市長に御質問させていただきたいと思います。御講演ありがとうございました。
私は市長がお配りいただいたこの資料、すごく関心深く拝見させていただきまして、実は私、昨年、稲城市内伺いまして、地元のこいそ明都議とずっと回ったんです、実は。そのときにもうすごく覚えていますのが、このガンダムと赤いザク、シャア用ザクと言うんですけれど、とか、あとはヤッターワンとかモニュメントを建てておられて、本当に、何というか、町おこしをこういうアニメとかの題材を使ってすごく進めておられるんだなというふうに強く感じさせていただきました。


これ、ちょっと写真では分からないと思いますけれど、高さが(ガンダムのモニュメントは)三・六メートルございます。想定が十八メートルなので五分の一サイズなんですよ。


近くで見るとすごく大きく見えるものでありますし、また同時に、パンフレットの右下にありますように、マンホールの蓋にもガンダムとか、あとヤッターワンとか、これ、スコープドッグ、なかなか知らない方も多いかもしれませんけど、有名なアニメーションなんですが、この大河原邦男、メカニックデザイナーの大河原邦男さんがこの地元御出身ということでそのような取組を進めていただいていると、すごく印象的だったことを覚えております。


一方で、国と自治体の役割という話をちょっとさせていただきますと、実は今国の方も、この文化芸術という対象に漫画やアニメやゲームを含めるような法改正を行っています、最近。したがいまして、文化庁などの予算においても、このようなアニメや漫画、ゲームといったものを
使った地方を振興するような、例えばメディア芸術連携基盤等推進整備事業というのがございまして、あとまた、これは地域のいろんなこういう取組をネットワーク化するという文化庁の事業でありますし、また、アートキャラバン、地域連携というのがございまして、これはまさしく漫画も含む、アニメも含む、いろんなその地域のネットワークを連携していこうという取組がございます。


そのようなものを使っていただいたり、また、経済産業省もコンテンツ制作ということで、その地域振興をまさしくコンテンツ、漫画、アニメ、ゲーム、あと同人誌みたいなもので地域を興そうという活動をしておりまして、是非、私自身からの記憶でいきますと、やはりこの稲城市がアニメのキャラクターなどをフルに使ってうまく地域を振興していっていただいている。同時に、国との役割をどうすべきかということをちょっとアドバイスをいただければと思っておりますので、お願いいたします。


○参考人(稲城市長橋勝浩君) 御質問ありがとうございます。
稲城市は、このアニメのガンダムのメカニックデザイナー、大河原邦男先生が現在も稲城にお住まいだということでございまして、大河原先生の御協力をいただいて、大河原邦男プロジェクトという形でアニメ、特にガンダム系のものを、ロボット系のもの、メカニカルなものを利用して地域おこしをしているということでございますが、これはこれでその稲城の既存の観光資源、これを使って地域振興にしようということでございますが。
大河原先生御本人の意向というのは、やはり長らくこういったアニメ業界にいて、どうしても漫画という制作については若干やっぱり社会的な地位としては認知されていないということがあって、ライフワークとしてこういった事業に携わる方々の社会的な地位を上げる、あるいは、漫画、アニメということではなくて、これを芸術の域まで持ち上げたい、そのために余生を市に協力をして共にやっていこうという御意向があるということでありますので、まさにその両面、単なる漫画で人を寄せようということと同時に、これを芸術の、あるいはそういった域まで上げていこうということもあって取り組んでいるということを御理解いただきたいと思います。
一方で、私ども市町村ではいろんなところでアニメを使って町おこしをしているところでありますが、余りこれやり過ぎると、あそこの市長は仕事しないでアニメでばっかり遊んでいるということで、次の選挙で落選した方も数知れずということがあるんで、私も自重して、余りやり過ぎてはいけないかなと思いますけれども。是非、そういった意味では地域振興としては各市町村で既に取り組んでいる、また、それに対して東京都ではかなりの補助金を施設整備等についてはいただいておりますが、それとは別に是非国で取り組んでいただきたいのは、こういったアニメーターの方、この業界に携わっている方がちゃんと評価をされて、世界的に通用する、そういったコンテンツであると同時に、これを芸術の域まで上げていく、そういう是非評価を後押しを国ではお願いしたいなというふうに思っております。
以上です。
○藤末健三君 橋参考人、本当にありがとうございます。
まさしくおっしゃるとおりでございまして、やっぱりアニメーターの方々の地位を上げていくということも重要でございますし、今、日本のアニ
メーションってもう売上げが三兆円ぐらいになろうとしています。
海外の売上げがもう一兆円を超えていまして、やはりもうアニメーションは日本が発祥の地だという形になりつつある、世界ではなっていますので、それがやはり国内的にもそのアニメーターの方々、アニメーションの評価を上げるとともにアニメーターの方々の評価を上げていく。
それがまた、実際、私は全国比例区の人間なんでいろんな土地へ行くんですよ。例えば鳥取に行ったらゲゲゲの鬼太郎だったり、高知に行ったらアンパンマンみたいな形で、本当、地域とキャラクターが一体化して町おこししている例はいっぱいありますので、やっぱりそういうことをやった人が逆に当選するような雰囲気をつくらなきゃいけないと思わさせていただきました。