12月22日に「我が国の文化と経済の好循環に資する事項について調査審議を 行うため,文化審議会に,文化経済部会が設置」されました。
文化審議会は、「国語審議会」「著作権審議会」「文化財保護審議会」「文化功労者選考審査会」の機能を整理・統合して2001年に文部科学省・文化庁に設置されたものです。

委員には、京都国際マンガミュージアムを京都市と運営する京都清華大学のウスビ・サコ学長も含め16名がおられます。
座長は吉見俊哉東京大学教授です。

文化経済部会には3つのワーキンググループが設置されます。

1.アート振興ワーキンググループ:日本におけるアートの国際的な評価、市場活性化、国民資産の有効活用等が検討されます。漫画やアニメの原画の価値などを議論してもらえればと考えます。
2.基盤・制度ワーキンググループ:個人的にはクリエーターに資金循環する基盤を議論してもらいたいです。
3.グローバル展開ワーキンググループ:日本文化、特にマンガ・アニメの国際展開は急速に進んでいます。支援制度だけでなく日本の創作資産の価値を奪う海賊版対策など国際的なルール化も必要だと思います。

この中で、「マンガ、アニメ、建築、デザイン、ファッション等領域の拡大に政策・施策的に対応できているか」といった議題もすでに明示されています。

今後、創作文化の振興を国会からも提案させてもらい、文化経済部会の議論を応援させてもらいたいと考えています。

次回は、2月1日に開催されます。