今日はタクシー運転手さんにお時間を頂き、コロナ禍の中での状況を一時間近く聴かせて頂きました。

 

 

いくつかのポイントを列挙します。

〇収入は、現状でコロナ前の6,7割になった。手取りで20万円行かない。悪い時は半分を切っていた(フルに働いて10数万円)。

〇仲間は半分近くやめた。特に若い人は家族を養っていけないと言いやめた。

〇現在残っている仲間は、年金をもらいながら働いているシニアがほとんど。年金がないと食べていけない。

〇政府の支援も雇用維持だけでなく、生活できるレベルの給付がもらえたらありがたい。

コロナが落ち着いてもタクシー稼業は元には戻らないのではないかと仲間と話している。

 

大規模なコロナ対策を打とうと議論をしています。

政府関係者との議論の中で「相当な勢いで景気は回復しており、債務返済の延期を望む企業数は1%を割った」という話が出てきました。

私は、「タクシー業界、酒販小売店、飲食店、旅館業、イベント関係企業などまだまだ困っている企業はたくさんおられる。全体だけを見ないで、個別の業界を見ていくべき」と話し、自らも現場の声を直接聴かせて頂き、政府関係者に届けるようにしています。

「現場を知り、政策を実現する」を進めていきます。

 

ちなみに、全国タクシー・ハイヤー連合会の緊急サンプル調査によると、

タクシー業界全体における2020年3月以降の営業収入は昨年対比で20~60%強、落ち込んでいる

タクシー運転手の平均年齢は60.1歳と超高齢化を迎えている

(出典:東洋経済オンラインhttps://toyokeizai.net/articles/-/451308