作花先生と相談していた3つの争点、
①ゲーム規制条例自体の違憲性を問う裁判、
➁パブコメの偽造という刑事問題、
そして、
③ゲーム規制条例に関する税金の無駄使い。
この③が、いよいよ動き出しました。
私もゲーム規制条例の裁判を毎回傍聴させてもらっていますが、原告側で出廷しているのは渉さんと作花弁護士の2人だけである一方、被告である香川県議会側は7人くらいおられます。
これを見て「県側はいくらお金使っているのだろうか?」と初回から関係者で話していました。丁度、地元香川県の方もおられたので、「情報開示してみてはどうでしょうか」と話をしていました。
(2020年12月22日 瀬戸内海放送公式サイトより)
実際にこの時に話していた方々と藤末の知り合い計5名が今回の住民監査請求をしてくれました。
めぐり合わせに感謝です。
そして、実際に情報開示がされました。
(2021年8月5日 瀬戸内海放送公式サイトより)
この裁判に関する契約では、県は顧問弁護士に加え、東京と愛知の弁護士に計3人の弁護士に代理人委任をしていました(県外の弁護士に委任したのは、2020年5月、香川県弁護士会が「条例は憲法に違反する恐れがある」として廃止を求める会長声明を出したからだそうです)。
着手金は1人当たり53万9000円で合わせて161万7000円+報酬金(これが高額となる可能性あります)となります。
また、この5月までに東京と愛知の弁護士に交通費と宿泊費、5回で合わせて36万円あまりを支払っているようです。
監査請求では「賠償請求額を超える着手金を支払ったのは県の裁量権を逸脱している」として、知事に支払い差し止めなどの措置を勧告するよう求めています。
藤末は「そもそも科学的な根拠や法的な根拠もなくゲーム規制を行う条例を作ること自体が問題であり、条例作成にかけたコストも税金の無駄使いではないか」と考えます。
これから➁のパブコメなどの偽造の問題も指摘される可能性があります。
裁判だけでなく、この税金の無駄使い住民訴訟、そしてパブコメ偽造の問題の3つが一体となって、ゲーム規制条例の問題点を洗いだしていくことを期待します。