今日から、労災保険の特別加入の対象が拡大し、アニメーション制作の作業従事者などが追加されました。

 

厚生労働省の説明資料はこちら


京都アニメーション放火殺人事件があり、アニメーターなどが安心して仕事をしていただける環境整備のために、関係者で取り組んでいましたが、ここに実現しました。

これで、アニメーション関係者の皆さんが、仕事中や通勤時に事故、病気、けがなどをした場合、補償を受けることができるようになりました。

 

ちなみに、アニメーション制作の作業事業者は「キャラクターデザイナー/作画/絵コンテ/原画/背景/監督(作画監督、美術監督など)/演出家/脚本家/編集(音響、編集など)ほか」となります。
 

これから、一般社団法人日本アニメーター・演出協会(JAniCA)がアニメーション制作に携わる業務の従事者が加入できる団体の設立を始めます。
 

今回、一歩を踏み出しました。

引き続き、アニメーションや漫画業界のフリーランスの方々がより安心して楽しく働いていただく環境を作っていきます。

実際に漫画家、漫画アシスタント、アニメーターなどから話をお聴きしています。

立場が弱いフリーランスの方々に一方的な作業を発注したり、支払いを行わなかったり、との話を頂きました。

これからも現場の皆様の声を頂きながら、最終的には労働法制のみならず中小企業法制にも連携した法制度の整備を進めたいと考えています。