本日は、香川県ゲーム規制条例に関する裁判の第3回目の口頭弁論を傍聴しました。

(原告の渉さんを囲んで傍聴人の方々と)

 

法廷は、手続きと日程の確認、裁判長からの原告への質問で10分ほどで閉廷しました。

裁判長からは

「原告(渉さん側)は立法不作為(不当な条例を改正しない問題)と立法行為(条例立法自体の問題)の2つを指摘しているが、どちらに重きを置くか明確にして欲しい」

と指摘がありました。

作花弁護士から検討したいとの回答でした(閉廷後に、時系列に「立法行為の問題」「立法不作為」との順番になるのではないかと仰ってしました)。


閉廷後の記者会見において、

作花弁護士から

「数百ページもの書面が被告から出された。しかし、資料を読んでも被告の弁論にはゲーム規制条例の法的根拠がないとの印象だ」

「自治体の役割を根拠法で示していない。また、被告に根拠条例を問うても回答がない」

との指摘がありました。

 

また、記者からの質問に対し、作花弁護士から

「ゲーム規制条例やゲーム依存症の法的根拠が明確でない。」

「政府も『ゲーム規制の科学的根拠はない』と国会で答弁している。自治体の権限を逸脱した条例と考え得る。」

「規制の根拠法とともに、具体的な権利侵害があるかがポイントとなる。」

と説明がありました。

また、今回の裁判で弁護士3人を雇用するなど税金の無駄使いに関する住民訴訟(藤末事務所からも提訴者を紹介させてもらいました)についても、

「今後、税金の使い方に関する住民訴訟が出てくる可能性がある。この訴訟とゲーム規制条例の裁判は内容的には連携することになる。」

「住民訴訟は監査請求をこれから行う。税金の無駄使い訴訟なので権利侵害などの条件がないので進めやすい。」

と言及されていました。

また、警察もパブコメの偽造問題について動きが出ていることについては、渉さんから

「県議会から警察署には黒塗りされていないパブコメの資料が部分的に提示されている。」

「2ヶ月後くらいに刑事告発の受理不受理が決まる感じである。」

との説明がありました。

ゲーム規制条例裁判に関しては、県側は1週間で回答すると作花弁護士に回答しているようです。

被告(県側)から根拠法の回答が来れば、私の方で、それが正しいかを国会で質疑し確認していきます。

また、税金の無駄使いの住民訴訟については、本件で活動してくれている香川県在住者の方々を作花弁護士に紹介させていただき、提訴者になっていただきました。本当に感謝です。

 

そして、パブコメの改ざん疑惑問題については、是非警察に事実関係を明確にしてもらいたいと思います。

万が一でもパブコメの改ざんなどがあったとすれば、民主主義への冒涜となります。


ゲーム規制条例の問題点、色々と問題が広がっています。

この条例が他の自治体に広がらないように、引き続き同志と一緒に取り組んでいきます。